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9. 太郎君は有名人 ページ9

日曜日。


待ち合わせ場所に先にいたのはAちゃんだった。


「太郎くん!」



「よっ。あ、なんか今日の格好可愛いね」



古着っぽいレトロな柄のスカート。



自分も個性的な格好は好きだから。


いいなー、と素直に思った。



「ありがと…嬉しい…」


「じゃー行こうか」


楽器屋につくと、Aちゃんはキラキラしていた。


「こんなところにあったんだね!」


「ああ、ここ分かりづらいよね」


店に入ると、店長が俺に気付く。


「おう、太郎。元気してるか?」


店長は親とも知り合いだから、俺のことを小さい頃から知ってる。


CDショップや、楽器屋を巡ると店員も客も知り合いが多かったりする。


「やっぱ…太郎くんて凄い顔広いね」


「親がバンドやってたからさ」


話しながら歩いていると、操に偶然会った。


「あれ。太郎じゃん!後この前の子!何ちゃんだっけ?」


「こんにちは、畠中Aです」


Aちゃんから操に挨拶する。


「あー、そうそう!Aちゃん。二人仲良くなったんだね〜」


「これから古着屋行くけどお前も行く?」


俺が操に言うと、操もAちゃんも一瞬止まった。


「何?予定があるならムリにとは言わないけど」


「あ…いや、俺はやめとくわ。そろそろ帰るし…」


「ああ、そう?じゃあな〜」


操と別れて、次の店に向かった。

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(プロフ) - 沙弥さん» コメントありがとうございます。物凄く嬉しいお言葉です!読んでみたいな…と思うキャラの小説が少ないので自分で書くしかないっていう動機もあったんですが、少しでも楽しんで頂けたならよかったです。更新の励みになります。頑張ります。 (2017年11月23日 4時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
沙弥(プロフ) - 茜さんの作品いつも楽しく読ませていただいています!小説の少ないキャラの作品を多く書いていらしたり他の作者さんの作品とは違う魅力がありいつも作品に見入っています!今回の作品もとても面白いです!応援してます!長文失礼しました。 (2017年11月23日 1時) (レス) id: ad5e6b267f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年11月22日 11時

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