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7. 見た目の可愛さ ページ7

「わーい、サービスエース♪フゥーッ!!」


相変わらずテンションの高いメンツに


伊達工は乱されていた。


「飲まれんなよ!」


俺は皆に声をかけた。


うちはプレイスタイルで言うと堅実なチーム。


春高予選で負けた、烏野とか


条善寺みたいな、読めないチームは苦手なタイプだ。


「丁寧にやってこーぜ!次取れる!」


でも、自分たちのペースを崩さなければ…勝てない相手じゃない。


落ち着いて……着実に……。


そして、結果は。


「よっしゃー!!やった!!」


うちの勝ち。


しかし、条善寺も春高で見た時と変わってたな。


楽しむ感じは、変わってなかったけど


少し冷静さも加わっていた。


これから、厄介だな…。


練習試合できてよかった。


終わって外に出ると、Aちゃんと静ちゃんがいた。


「太郎くんお疲れさまー!」


「よー!ありがとー!」


二人と会話する。


(なんかめっちゃ部員たちに見られてる……)


Aちゃんは、笑顔で他の部員たちにもお辞儀をした。


「なーなー!今の子達どういう知り合い?
あの髪長い方、めっちゃ可愛いー!!」


相変わらず可愛い女子に目がない二口に話しかけられる。


「まぁちょっと。趣味繋がりというか」


「マジかよずりー。なぁ、可愛かったよな?」


「本当だよ。あんな美人が知り合いなら女の子紹介する必要ないじゃん!」


小原は悔しそうだ。


まぁついこないだ知り合ったばっかりだしねー。


1年たちも、可愛かったと騒いでいた。



「背が低くて髪ボブの子の方が可愛いじゃん〜」


マネージャーの舞が口を挟んだ。


「へ?そっち?」


舞が可愛いって言ったのは、Aちゃんの方。


「女の可愛いって、信用出来ないね」


俺が呟くと


「えっ!?だって、ニコニコしてて良い子そうだったし…
礼儀正しかったし
なんかこっちも笑顔になる感じの子でさ…
もう片方は美人だったけどなんか近寄りがたそうだったから…」


そうそう。女子ってそういうとこ見て可愛いとか言うんだよな。


だから信用出来ないんだよな。女子の“可愛い”はさ。


可愛いか可愛くないかって、結局顔でしょ?

8. 気が合う女友達→←6. 練習試合の相手



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(プロフ) - 沙弥さん» コメントありがとうございます。物凄く嬉しいお言葉です!読んでみたいな…と思うキャラの小説が少ないので自分で書くしかないっていう動機もあったんですが、少しでも楽しんで頂けたならよかったです。更新の励みになります。頑張ります。 (2017年11月23日 4時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
沙弥(プロフ) - 茜さんの作品いつも楽しく読ませていただいています!小説の少ないキャラの作品を多く書いていらしたり他の作者さんの作品とは違う魅力がありいつも作品に見入っています!今回の作品もとても面白いです!応援してます!長文失礼しました。 (2017年11月23日 1時) (レス) id: ad5e6b267f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年11月22日 11時

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