見た目で選んで何が悪い【女川太郎】

5. 美女と普通女子 ページ5

「ちょっと〜A。何話してるのー！」


背後からやってきたAちゃんのお友達。


(わ、美人！かわえー！！)


「私、田代静です〜」


静ちゃんか。可愛いなぁ…。


こっちの子となら…付き合いたい！


「静！太郎くんてすごいベースうまいんだよ！
それにバレーの強豪の伊達工なんだって！」


「へぇー、そう」


ライブハウス来てたわりには、音楽は興味ないのかな？


「そろそろお開きにしよ〜か〜！」


さっきのバンドの奴らが皆に声をかける。


美女とはLINE交換出来なかったなー。


まぁでも、Aちゃんに紹介してもらえばいっか？


「操ー！帰んべー」


俺は操と一緒に店を出た。


「太郎、なんか女の子と盛り上がってた？」


操に聞かれて。


「ああ、だってコアラステップとかsalty buggy知ってるんだぜ？
珍しくない？」


「マジか！結構コアだなー！俺も話合いそう」


また、会って話して…


あ、オススメのCD借りたいな。


そんで静ちゃんを紹介してもらおう。


俺の計画、完璧。

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