23.彼女の魅力って ページ23
「遅くなったし、そろそろ帰るか〜」
解散して、家のほうへ向かって歩いていると小原に呼び止められた。
「女川！」
「ん？なんだよ」
「Aちゃんて、彼女じゃないんだろ？
狙ってもないんだよね？」
なんだ？小原まで？？
「彼女じゃないけど…何、お前も気に入ったの？」
「え？“も”って、他に誰かいるの？」
(照島“も”だけど…まぁそれは言わなくていいか)
「まぁいいや、女川が好きとかじゃなければさ…
お前、Aちゃんはタイプじゃないだろ？」
それ、さりげなくディスってないか。
俺が面食いなのは小原も承知の事実だからな。
けれど彼女は…
Aちゃんの魅力は…
ドが付くほどの、自他共に認める面食いの
俺だって、わかってるよ。
「紹介はしないよ。じゃあな」
「えー？女川…」
小原のがっかり顔も拝まずに、さっさと急ぎ足で帰る。
そうだな。顔は…平均点以下。
中身は…満点、いや、それ以上。
誰からも好かれる理由が
美人の静ちゃんの隣にいても尚彼女がモテる理由が。
ようやくわかったよ。
趣味が合うからとか、それだけじゃないよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茜(プロフ) - 沙弥さん» コメントありがとうございます。物凄く嬉しいお言葉です！読んでみたいな…と思うキャラの小説が少ないので自分で書くしかないっていう動機もあったんですが、少しでも楽しんで頂けたならよかったです。更新の励みになります。頑張ります。 (2017年11月23日 4時) (
レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
沙弥(プロフ) - 茜さんの作品いつも楽しく読ませていただいています!小説の少ないキャラの作品を多く書いていらしたり他の作者さんの作品とは違う魅力がありいつも作品に見入っています!今回の作品もとても面白いです!応援してます!長文失礼しました。 (2017年11月23日 1時) (レス) id: ad5e6b267f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茜
| 作成日時：2017年11月22日 11時
