13.条善寺のいつも ページ13
Aside
「Aちゃんおはよっ♪ねぇLINE教えてよ!」
静と同じクラスの照島くんは
私が静に会いに行くたびに聞いてくる。
「またそれー?」
「何で教えてくれないのー?」
照島くん……女好きそうなんだもんなぁ…
「照島邪魔。
ねーねーA。今週末Ramírezのライブ見に行かない?」
静が言った。
Ramírezとは、太郎くんと会った日に見に行ったバンドで
静の知り合いのバンドだった。
太郎くんも来るかなぁ……
「うん、行く!」
「何なにー?俺も行きたい♪」
「誘ってないから!」
静が怒る。
「まぁまぁ…お客さん多い方が盛り上がるんじゃないの?」
私が言うと
「Aちゃんは本当優しいなぁ〜〜
大好きー!」
手を握られた。
「あっ、照れてる!可愛い〜」
「ち、ちがうよ…!」
「照島!Aに触らないでよ」
静が照島くんの手を叩いた。
「いって!なんだよー!!」
照島くんが去ると、静がため息をついた。
「照島結構あんたのこと本気なんじゃない?」
「えー?そうかな。誰にでもああなんじゃないの?」
「うん、前はかわいい子には誰にでもあんな感じだった。
でもここ最近はAにしかあんなこと言ってるの見たことないからさー。
まーAは照島みたいなの、タイプじゃないか」
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茜(プロフ) - 沙弥さん» コメントありがとうございます。物凄く嬉しいお言葉です!読んでみたいな…と思うキャラの小説が少ないので自分で書くしかないっていう動機もあったんですが、少しでも楽しんで頂けたならよかったです。更新の励みになります。頑張ります。 (2017年11月23日 4時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
沙弥(プロフ) - 茜さんの作品いつも楽しく読ませていただいています!小説の少ないキャラの作品を多く書いていらしたり他の作者さんの作品とは違う魅力がありいつも作品に見入っています!今回の作品もとても面白いです!応援してます!長文失礼しました。 (2017年11月23日 1時) (レス) id: ad5e6b267f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜 | 作成日時:2017年11月22日 11時