#201 ページ13
抜かずの剣を抜いたカグラはものすごい殺気を纏ってエルザに斬りかかる。
エルザ「だが私は死ぬ訳にはいかない」
しかしカグラの剣をエルザは自身の剣で防いだ。
その衝撃で街に亀裂が入る。
エルザ「シモンに生かされた、ロブおじいちゃんに生かされた、仲間に生かされたこの命を諦める事は、旅立っていった者たちへの冒涜、負けるつもりはない！」
想いを背負ったエルザはそう叫ぶと、カグラに一瞬で何発も攻撃した。
それでも立ち上がろうとするカグラの頭上の天井が崩れた。
エルザ「危ない！」
エルザは彼女を庇い、瓦礫の下敷きになった。
カグラ「え？、、、なぜ、」
エルザ「私、は、、お前を知っている、シモンの妹、くらいの記憶しかないが、」
まさかと口に手を当てたカグラにエルザは頷いた。
エルザ「私も、ローズマリー村出身だ、お前とシモンと同じ、な」
彼女の言葉にカグラは昔自分を助けてくれた少女を思い出し、涙した。
エルザ「私もずっと気がかりだった、お前の無事を願っていた」
カグラは泣きながら、エルザの右足に覆い被さった瓦礫をどけ、私の負け、と口を開く。
しかしその瞬間、カグラの後ろからミネルバが剣を刺し、笑った。
ミネルバ「言っただろう、王者の戦いを見せてやると、王者はうまい物しか食わぬ」
エルザ「貴様、、」
ミネルバ「次はそなただエルザ、しかしその怪我では勝負は見えておるか」
ミネルバはそう言って、エルザの血まみれの右足を見た。
カグラがエルザにミリアーナを頼むとミネルバはミリアーナを出した。
しかし、彼女はキズだらけだった。
ミネルバ「待つのも退屈でな、痛めつけて遊んでおったのだ、良い悲鳴だったぞ」
ミネルバの言葉に、エルザは歯をギリッと鳴らした。
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YURIA MARGARET(プロフ) - hana87akamiruさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて、本当に嬉しいです。これからもこの物語をよろしくお願いします！ (2021年4月18日 20時) (
レス) id: db1067e6ca (このIDを非表示/違反報告)
hana87akamiru(プロフ) - FAIRYTAIL大好きなので書き続けてもらえてすごく嬉しいです！話の内容も面白くてこれからも楽しみにしてます！！ (2021年4月18日 15時) (レス) id: 0e72edcdaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YURIA MARGARET | 作成日時：2021年3月18日 20時
