ひなたぼっこ 4 【呪術廻戦】

･125 朝まだき ページ10

･五条side


情報がいつまで経っても完結しない



まるで自分の術にかかったような気分だった



(人1)が死ぬ？
あの朔空は本物？
呪い？
全身の痛み？




五条｢何だよ…それ、、、｣




ずっと一緒にいたはずなのに


そんな素振りも見せず？
いつから(人1)はその苦しみに耐えてきたんだ？
俺はなぜ気づけなかった？


思えば(人1)はここ数年
本当に肌を見せるような格好をしていなかった
首まで詰まった様な服を好んで着ていた

あれは痣を隠す為だったのか？

10年前、(人1)に痣のことを聞いた時
あの(人1)の表情を見て何でもっと聞かなかった？
せめてあの時、(人1)に手を差し伸べてさえいれば…


きっと今の自分の顔は酷く滑稽だろう

まさに″絶望″としか言い表しようがなかった

それは皆も同じだ



が、、追い打ちをするように奴は話を続けた



透夜｢まだ話は終わってないよ？
(人1)が犯した罪を教えてあげよう


1つ目 伏黒甚爾の死亡回避
2つ目 夏油傑の離反妨害及び死亡回避
3つ目 星獎体 天内理子及び付き人黒井美里の死亡回避
4つ目 灰原雄の死亡回避
5つ目 吉野順平の死亡回避
6つ目 与幸吉の死亡回避

まぁそれ以外でもあるにはあるが、主にこの6つだ。｣

全く困った我儘娘だねぇ
と笑いながら話す此奴のことはもういい



先ほど名前を挙げられた者達は俺以上に
動揺しているんだろう


自分でも思い当たることがあるのか
俯いて黙り込む者が殆どだ




透夜｢あぁ因みにそこの伏黒甚爾君と夏油傑君は
五条悟君によって殺されるはずだったんだよ。

いやぁ、人生ってわかんないもんだよねぇ｣


夏油｢は…｣
甚爾｢ﾁｯ…｣




、







俺が殺すはずだった？
俺が…甚爾と傑を？

自分の意識と関係なく手の震えが止まらない

俺が…あの甚爾と
親友の傑を？


頭がまわらない
まずい、どうすれば…


夏油｢･･･!!･･･る!!悟！！！｣

五条｢！！！｣

夏油｢落ち着け…私達は大丈夫だから、ほら生きてる｣


傑が僕の手を取り自身の胸の前へ持っていき
鼓動を感じさせる


動いてる…大丈夫、生きてる…傑は生きてる


五条｢…あぁ、、悪い。…もう大丈夫だ｣


目の前の傑は困ったように笑う

甚爾の方を見ると
恵の背中を変な顔すんなと言いながら叩いていた




五条｢胸糞悪いこと 吐かしやがって｣


気味の悪い笑顔で此方を見てくる奴を睨んだ

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