ひなたぼっこ 4 【呪術廻戦】

･133 朝まだき ページ18

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そこには澄み切った青空が広がっていた


青空の下には波ひとつ立たない湖水が広がる



とても穏やかな空間だった





朔空(透夜)｢何だここは…｣


水面の上に朔空(透夜)は佇んでいた
上を見上げれば足元と同じ真っ青な空があるばかり


(人1)｢私の領域内だよ｣


声が聞こえ前を向くと(人1)が居た
(人1)はそのまま朔空(透夜)に近づき首飾りに触れる



(人1)｢これね、私が昔 お兄ちゃんにプレゼント
したものなの

いっつもお兄ちゃんこれ付けてて
家に帰ったら飾って眺めるのが日課だったの

貴方が持ってたんだね｣


朔空(透夜)｢ﾌﾝｯ、だから何だと言うんだ

先程お前は終わらせると言ったが
俺はまだ死んじゃいない

所詮は小娘の戯言だったという事か｣



すると(人1)はキョトンとした表情になり
微笑む



(人1)｢貴方、まだ気づいてないの？｣

朔空(透夜)｢？｣

(人1)｢貴方の術式、とっくの昔に解除されてるの｣

朔空(透夜)｢なっ、馬鹿なｯ！｣


水面に映っていたのは朔空の姿…ではなく
透夜の姿だった




(人1)は自身の胸に手を当てながら話す



(人1)｢お兄ちゃんの魂はずっと私の魂(ここ)にある

お前なんかにお兄ちゃんをやるものか

このクソ野郎｣


透夜｢ｸﾞｯ、、｣

後ずさる透夜


(人1)はいたずらっ子の様な笑みを浮かべながら
刀を構えこう言った




(人1)｢お兄ちゃん、私達2人ならなんだってできるよ

どんな事だってへっちゃらだ
だから最後まで手伝ってね？だって私達─────｣



透夜の目に(人1)の背後─そこに居るはずの無い
黎明朔空が不敵な笑みを浮かべながら
刀を構える姿が映った




(人1)｢だって私達









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───────────────共犯者でしょ？｣




パキンｯ





透夜の後ろには、いつの間にか(人1)が居て
透夜の首にかかった首飾りが割れた






透夜｢馬鹿なｯ、そんな馬鹿なああああああああ!!!!!!!!｣






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断末魔をあげながら透夜は消えた









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これは10月16日の夜明け前の出来事…

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