ひなたぼっこ 4 【呪術廻戦】

･129 朝まだき ページ14

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虎杖｢!?、な、なんで？…｣

宿儺｢そこまでは知らん…だが、黎明(人1)に殺されたというのは嘘だな。断言できる

小僧は気が付かなかったかもしれないがアイツの攻撃は特殊だ

祓うというより浄化に近い

だから先程からそこらを彷徨く呪霊共も
奴の一族の連中だかなんだか知らんが既に死んでいたやもしれんな

アイツに殺されたと言うならば呪いと化すことは
不可能と言っていい｣



宿儺の口から語られた事は衝撃的だった




虎杖｢じゃあ(人1)先生が殺したって言うのは、、｣

宿儺｢正確には殺していない

完全な呪いになる前の状態で死んだ身体に縛り付けられていたモノが黎明(人1)によって身体を消され封印が解けた･･･

そんな所だろう｣


虎杖(それが本当なら、、、(人1)先生は誰も殺してない…死刑だって取り消されるかもしれない！！！)


希望が見え顔を上げる虎杖
その目には輝きが戻っていた


虎杖｢サンキュー宿儺、、まさかお前に助けられるとは思わなかったぜ

この呪霊達を倒して早く先生の所へ行こう｣


宿儺｢････････････ﾌﾝ、唯の暇つぶしだ｣



そう呟いた宿儺の声は呪霊達の声に掻き消され
聞かれることは無かった









、









、









、


虎杖｢ここら辺はもう片付いたな…｣


少し息切れをしている虎杖
1人で相手をしたのだから疲弊しても無理は無い

息を整えようと深呼吸したその時───────


どろぉｯ


虎杖｢！？
(なんだ今の、、、さっきまでの呪霊達とは並外れた気配！！！)｣


バッと気配を感じた方へと身体を向ける虎杖


虎杖｢･････････行くしかねぇか｣



覚悟を決め虎杖は
正体不明のこの気配の方向へ足を進めた

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