・117 朝まだき 救 ページ2
・夏油side
(人1)を探す中
私は10年前のあの日の事を思い出していた
朔空が死んでから数ヶ月後の任務での事だった
………
旧■■村
そこには私と(人1)の2人で任務へと向かった
そしてそこにはある幼い双子の姉妹が幽閉されていた
夏油「…これは、何ですか?」
村人達はこの子達が災いを呼んだ、
この子達のせいだと喚き散らした
自分の中にふつふつと怒りが湧き起こる
その時の自分はきっと村人を殺そうと考えた
夏油「皆さん、少し外に出ましょうか」
そんな時だった
(人1)「傑」
(人1)が優しい声で私を呼び止めた
振り返ると(人1)が困り顔で優しく微笑んでいた
(人1)「ダメだよ」
(人1)はたったそれだけ。その一言だけを私に言った
不思議な事に私の中にあったドロドロとした感情が
スっと消えていくように感じた
そして(人1)は私の手を繋ぎ、外へ出る
村人がまだ騒いでいた
村人「早く!アイツらを殺してくれ!!」
村人「ああ、恐ろしい恐ろしい忌み子だ」
(人1)「いい?傑は見ててね」
夏油「見てて? 一体何を─────」
私の言葉を遮って村人に話しかける
(人1)「皆さんのお気持ちは十分伝わりました。
なので私からも一言言っておきますね?
、
、
、
、
、
、
とっととくたばれ、ゴミクズ野郎」
笑顔で告げた瞬間、(人1)は村人の顔面を殴った
夏油「は………」
殴られた村人が倒れていく
(人1)は次々と村人を殴り倒す
結局それから時間もあまり経たないうちに村人全員
を殴り倒して(人1)は帰ってきた
夏油「(人1)、なんで…」
(人1)「この人達に凄くムカついた」
つい拍子抜けしてしまった
村人を100人以上殴り倒してきて放った言葉だとは
思えなかった
(人1)「傑がこんなのに手を汚すまでもないよ
ぶん殴ってやるくらいで十分だ」
夏油「!!、気づいていたのかい?」
私が村人を殺そうと考えた事に…
(人1)「…私ね、傑にはずっと一緒にいてほしい
と思ってる。それは悟と硝子も一緒だよ。
私達の帰りを待ってくれてる人達がいるの
だから帰ろう?
あの子達も連れて帰ろう、きっとそれがあの子達の未来を照らす正しい選択だと思う」
君は笑った、優しくあたたかな笑顔だ
君の言う通り、これは正しい選択なんだろう
あの子達にとっても、私にとっても
夏油「あぁ、帰ろう」
そして私は再び(人1)の手を取った
もう離れないように強く、強く…
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ohayou(プロフ) - プスメラさん» 次回でそうできたらと思ってます!色々考えつつ皆が幸せになれるよう頑張りますね! (2021年3月7日 14時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - できれば、ハッピーエンドにしたいです。お願いします。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 夢主さんはどうなりますか?また、みんなに再会しますか?できればまたみんなに再会したいです。お願いします。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ohayou(プロフ) - rainbow8171さん» ありがとうございます!そう言って貰えるとやる気がいっぱい出てきます!頑張ります! (2021年2月24日 12時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
ohayou(プロフ) - プスメラさん» 気づくの遅くてすみません!実はまだちょっと続くのでオチは番外編みたいな感じで書こうかなって考えてます! (2021年2月24日 12時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ohayou | 作成日時:2021年2月21日 5時