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──(人1)の消滅から1週間


高専では1年と2年の合同練習が行われており
五条と夏油の2人はその様子を離れた所から見ていた


夏油「1年の動きも随分良くなってきたね」

五条「うん、練習が身になってるみたいだ
子供の成長は早いねぇ」

家入「随分とジジくさい事言うようになったな」


そこに硝子が割って入る


夏油「硝子か」

五条「ジジくさいなんて言うなよ。
大人になったって言って欲しいね」

家入「どこをどう見たらそうなる」




グラウンドからは生徒たちの声が聞こえる



五条「…そうだね。
大人になんてなれてないかもしれない…なりたくなかったのかも」


家入「・・・・・・・・・」

夏油「…3人ともそうかもしれないな。
あの時のまま、ずっと…そう願っている」



3人の目には生徒たちに重なって
過去の自分たちの姿が映る



五条「今でも思うよ

いつかの時みたいに(人1)がひょいと帰ってくるんじゃないかって」


夏油「…(人1)は前、内緒にするのは得意だって
言ってたんだ。

どうせなら下手くそでいてくれたらよかったのに…」


家入「…″幸せだった″なんて言われたらこっちはなんにも言えないな

私達が後悔したら(人1)のした事を
否定することになる


私達は生きるしかないんだよ
それが(人1)の願いなんだから」


五条「…そうだな」





グラウンドから生徒たちが叫ぶ




虎杖「五条先生ーー!!夏油先生ーー!!
2人ともこっちに来て訓練付き合ってー!!」

釘崎「さっさとしなさいよー!!!」





家入「そら、生徒たちがお呼びだ。早く行ってやれ」

夏油「あぁ、そうするよ。行くよ、悟」

五条「ほいほーい」

夏油「返事くらいちゃんとしろ」

五条「おーっと傑は僕の母親か何かなの?……はい。」


夏油の無言の重圧に素直に返事をする五条
2人は待っている生徒の元へと向かう









家入「…まったく、何時までも子供だな。
(人1)もそう思うだろ?」



ひとり残された家入が空に向かってそう尋ねると

太陽は眩く光った気がした……

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ohayou(プロフ) - プスメラさん» 次回でそうできたらと思ってます!色々考えつつ皆が幸せになれるよう頑張りますね! (2021年3月7日 14時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - できれば、ハッピーエンドにしたいです。お願いします。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 夢主さんはどうなりますか?また、みんなに再会しますか?できればまたみんなに再会したいです。お願いします。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ohayou(プロフ) - rainbow8171さん» ありがとうございます!そう言って貰えるとやる気がいっぱい出てきます!頑張ります! (2021年2月24日 12時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
ohayou(プロフ) - プスメラさん» 気づくの遅くてすみません!実はまだちょっと続くのでオチは番外編みたいな感じで書こうかなって考えてます! (2021年2月24日 12時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ohayou | 作成日時:2021年2月21日 5時

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