・110 朝まだき ページ44
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(人1)は今
ただひたすらに闇が広がる空間に居た
光は全くなく
1歩先も見えないほどの闇
もはや目は機能しないため
目を閉じあの日のことを思い出していた
────10月10日 PM22:15
薄暮家には一族全員が集まっており
(人1)もそこに居た
透夜「来てくれてありがとう
ちゃんと来てくれるとは思わなかったよ」
(人1)「・・・・・・・・・」
透夜「…君達は無駄話が嫌いだったね、では早速本題に入ろうか
曠劫樹様の再構築があと5日…
10月16日に行われる」
(人1)「えぇ、そうですね。」
透夜「以前、朔空君も含めて話した時は君達2人で
行うと言っていたが、予想外のことが起きてしまったね」
笑顔で(人1)に尋ねる
(人1)「…何が言いたいんですか?」
静かに怒りを鎮める(人1)
透夜「いやいや、まさかあの時は朔空君が非術師を大量殺害して、死刑になるなんて思ってもみなかったじゃないか。
今となっては黎明家も君1人、君だけでは曠劫樹様の再構築の際に抑制するのは厳しいんじゃないかと思ってね」
(人1)「・・・・・・・・・・・・」
透夜「別に君を信頼してない訳じゃないんだ
ただこれは事が重大だからね、私も薄暮家頭首として
心配なんだ、分かっておくれ。
まぁ、君が曠劫樹様にその身体を生贄に差し出すというのであれば、全く問題ないのだがね」
(人1)「フッ、馬鹿げたことを…
そんな事をせずとも私1人で曠劫樹様の呪力の抑制は
事足ります。何度も同じことを言わせないで下さい。
不愉快です」
薄暮1「貴様ッ!!透夜様になんと言う口の利き方をしているッ!!礼儀を弁えろ!!」
薄暮2「全くだ兄も兄なら、妹も妹だな……ッ!!」
その瞬間、この場に信じられないほどの殺気が立ちこめる
(人1)「…口の利き方がなっていない?
よくそんな事が言えたものだな。私を誰だと思っている?
私は黎明家頭首だぞ?貴様こそ礼儀を弁えたらどうだ?」
この殺気の正体は(人1)だった
彼女は自分が乏しめられた事に怒っているのではない
(人1)「そこのお前は先程なんと言った?
私の兄を冒涜したのか?先代への冒涜は私への冒涜も同然、どうしてくれようか…」
恐怖で顔が引き攣る
体の震えも止まらない
薄暮2(クソッ、こんな小娘ごときにッ……)
(人1)「こんな小娘ごときに蔑まされるのは悔しいか」
薄暮2(!!!、此奴…なんで)
自分の思っている事を当てられ思わず
冷たい目で見下ろす(人1)を見上げる
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ohayou(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます。ぜひ!読ませていただきます!お互い体調にも気をつけて元気にいきましょう! (2021年2月21日 4時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - とても面白いです。 作者さん、更新を頑張ってください。 私も呪術廻戦にハマってしまい、小説の方で作品を書いてます。←何処かで見掛けたら読んで頂きたいです。 作者さん、体に気を付けてくださいね? (2021年2月20日 23時) (レス) id: 854c90ed9f (このIDを非表示/違反報告)
ohayou(プロフ) - プスメラさん» お任せ下さい! (2021年2月20日 23時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - お願いします。ハッピーエンドでお願いします。 (2021年2月20日 23時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ohayou(プロフ) - プスメラさん» そうですね。今の所はそう考えてます。 (2021年2月20日 23時) (レス) id: ef04feea12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ohayou | 作成日時:2021年2月18日 12時