・43 因縁 ページ49
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(人1)「…ありがとね、お兄ちゃん」
朔空「ん?何がだ?」
(人1)「憲紀くん達のこと…ずっと裏で色々計画してくれてたでしょ?」
朔空「まぁ、何の準備無しにはできなかったしな」
(人1)「煌々爺様はなんて?」
朔空「″急に連絡よこしたかと思えば、女、子供の世
話焼けだとか、ガキを鍛えろとか、邪魔した加茂の奴らはシメろとか…連絡はこまめに取りなさい。
爺ちゃん、心配です。″← だってさ」
(人1)「なんだかんだ面倒見良いからね、あの人」
朔空「2人もあの爺さんとなら、上手くやれるだろ。
流石に高専には連れてけないからな。
憲紀に悪影響な奴らが多すぎる…」
(人1)(さしす『いえ〜〜い』、、まぁ、確かに)←
朔空「…大丈夫だ。俺たち2人なら、あの人達を守れる。2人ならなんでも平気だろ?」
(人1)「!、、うん!」
………
場所は福岡の山奥───
上空には1羽の鴉
バサッバサッッ
??「…………そうか。御苦労だった」
??「律儀な事だな。
15年前、彼奴らが出ていく代わりに課した条件を破ることなく今日を迎えることになるとは」
??「……そろそろ、アレを始めるか」
??「まだ、完全に開花していない
まぁ、目覚めるのも時間の問題だがな…
あぁ…
実に愉快だなぁ」ニヤッ
…………
朔空「……(人1)は、あったかいなぁ…」
(人1)「?、どうしたの?」
朔空「お前を見てると、かか様を思い出すよ」
(人1)「本当?
私もかか様みたいに強い人になれるかなぁ」
朔空「なれるさ、お前なら」
(人1)「……お兄ちゃん、」
朔空「なんだ?」
(人1)「私たち、ずっと一緒だよ。
離れていかないでね。おいてかないでね。」
朔空「当たり前だ。いつだってお前の手を握ってやる
眠っちまってもお前を背負って家に帰ろう
兄ちゃんが守ってやる
兄ちゃんは何時までも(人1)の兄ちゃんだからな」
(人1)「…うん!
でも、お兄ちゃんの背中あったかくて
どうしても寝ちゃうからなぁ
落っことさないでね!!」
朔空「そんな事しないよ、兄ちゃん強いからな」
(人1)「…私もお兄ちゃんを守るからね」
朔空「え?」
(人1)「だって、私強いもの!!」
「お兄ちゃんは私が守ってあげるね!」
「(人1)が?」
「だって、私強いもん!」
朔空「……フッ。あぁ、そうだね。」
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作者名:ohayou | 作成日時:2021年2月12日 22時