ひなたぼっこ【呪術廻戦】 (ページ19)

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･16 過去の記憶ページ19

･(人1)side

あの五月蝿い人達が喚いてたけど

とーじがなんか話すと黙りになって

お兄ちゃんと私は自由になったらしい

(人1)「とーじ」

甚爾「甚爾さんだ。馬鹿」

(人1)「とーじさん。何処行くの？」

甚爾「…内緒」

朔空「なんだよ。教えろよ」

甚爾「サプライズも知らねーのかお前ら」

さぷらいず！！！

(人1)「わかった！さぷらいず！ドキドキだね！」

朔空「そうだね」

甚爾「…お前、、、シスコンか？」

朔空「なんだ？文句あんのか？この可愛いの塊が居て
シスコンにならないわけが無いだろ」

甚爾「(しっかり親父の血引き継いでんな)あっそう」

noside
甚爾「ほら、着いたぞ」

(人1)「わあーーー！お家だーー！！」

山奥にひっそりと建つ日本家屋にはしゃぐ(人1)

朔空「ここは？」

甚爾「お前らの両親が遺した離れだ」

朔空「父さん達が？？」

甚爾「まあ、ここは本来修行用に建てられたモンらしいが、流石黎明家だな。離れと言ってもここで3人暮らす分にはお釣りが出るほど立派だろ」

朔空「…おい、3人って誰だ」

甚爾「お前と妹と俺」

朔空「お前もかよ！！！！！！」

甚爾「当たり前だろ。せっかく自分の金を1文たりとも使わず生活できるんだ、利用できるもんは利用する」

朔空「お前ホントクズだよ！クズofクズ！！」

甚爾「違ぇ……ヒモだ。」

朔空「自分で言っちゃったよこの人」

(人1)「お兄ちゃん！とーじさん！ここ、すっごく汚い！！煙が出るよ！！」

朔空「(人1)！いい子だから、飛び跳ねるのやめなさい！！くしゃみが出ちゃうでしょーが！！！」

甚爾「あぁ、何年も放置してたからな。結界があるから老朽化はしてないが掃除は必要らしいな」

朔空「結界？」

甚爾「俺とお前ら以外の侵入を拒むらしい、時空の歪みとかなんとか色々言ってたが忘れた」

朔空「そこ忘れちゃダメだろ」

甚爾「てなわけで、お前ら掃除やっとけよ」

朔空「は？何、当然のごとく手伝わねーの？」

甚爾「当たり前だろ。」

朔空「………」
甚爾「………」

この後、2人のガチ喧嘩が始まるものの

じゃんけんで決めようという(人1)の発言により

無事3人で掃除することになった

ここでの暮らしは楽では無いものの

3人は互いに高め合い

かけがえのないものを築きあげていった

ここで運命をぶち壊す賭けが大きく動いた

その事に誰もまだ気づかないまま

時は現在へ…