千冬のねーちゃんは怖い 2

エピソード53 ページ5

はぁ…この前の圭介…なんだったの？？



あれか？私が寝てたから魔が刺した的な？？
なんか言ってたけどボソボソしてて聞こえなかったし…




てかなんでこんなことに悩まなきゃいけないんだよ…




一応受験生だし忙しいのに圭介のこと考えてる暇ないんだわ、よし考えるのをやめよう

あれは犬に戯れられたようなもんよ、うん
考えても無駄








「Aきいてんのかぁ？…おいコラ」


貴「んぇ？…あぁごめん。それでなんだっけ？」


蘭「なんも聞いてねぇのな…蘭ちゃん泣いちゃう♡」




………




貴「きっしょ、まじきめぇよ。竜胆ごめん帰るわ。このゴミ捨てておいて」


竜「はぁ？！無理絶対」


蘭「ゴミを否定しろやコロすぞ」








私は蘭と竜胆、つまり灰谷兄弟とお茶してた
息抜きと奢りだとか言ってたからついてきたけどこんなにキモいならもう帰りたい


何も息抜けねぇよ








貴「で、なんで今日はなに？私も暇じゃないんだけど」





要件を早く済ませたくて蘭に聞くとさらにニヤニヤして話出した

気分が悪くなってきた





蘭「あ〜、忘れちまったの？この前の抗争でオレらにご褒美くれるっていったじゃんか♡」


貴「そんなこと言ったような言わなかったような…とりあえずキモいから♡やめろ殴るぞ」


竜「なんでそんな過激なんだよ…まあつうことだからその話をしにきたわけ」






クソどうでもいいな…
つかこの時間がご褒美みたいなもんだろマジで


どうせめんどくさいことを考えてるんだろ、竜胆までニヤニヤしだした


こんな気持ち悪い兄弟がカリスマとか言われてる六本木は終わってる、絶対に終わってる…






貴「ニヤニヤすんのやめろ…で、なに？さっさと言いなよ。あんたらのことだからもう決まってんでしょ？」


蘭「せっかちだなぁ〜、まあ良いけど。じゃ、Aイブの予定空けとけよ」




…は？





貴「ごめんなんて」


蘭「イブの予定空けとけ。で、その日オレらといようぜってこと。飯とかは全部オレらが出す、服もオレらが決める。これがオレらのご褒美ってこと」


貴「一応聞くけどなぜ？もっとめんどいこと予想してたんだけど…奢り？は？」


竜「とりあえずその日は1日オレらといろってこと。良いだろ別に…それとももう予定あんのかよ…」







今のところないというとなぜか竜胆は嬉しそうだった
馬鹿にしてんのか







じゃ、そゆことー
とか言って2人は帰っていった










は？

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