千冬のねーちゃんは怖い

エピソード27 ページ28

普段の千冬なら絶対に言わないのに


ごめんなさい、か
言えたのは偉いけど目ぇみて言えるともっといいな






貴「、、、楽しいのは良いよ？仲間が大事なのはわかる。でも、最低限の連絡はして？

どんなに身体が大きくたって、どんなに喧嘩が強くたって、あんたらはまだガキなんだよ」


千「、、、、はい」







反省しているのか、いつもの生意気な態度はない
ここで変なこと言ったら流石に引っ叩いてたわ



他の奴らも反省してるみたいだし、今回はこれで許してやるか








貴「ハァ、、、次はないよ、千冬。怪我はしてない？大丈夫なの？」


千「うん、大丈夫って！！頭撫でんなよ！！」







私は千冬の頭を撫でまわす
それはもうぐしゃぐしゃと


千冬もしょんぼりモードはどこへいったのやら、、、






貴「いいじゃん！こちとら雨の中走り回ったんだよ？頭くらい撫でさせろ！！」


千「っく、、、、ごめんって」


貴「あぁ〜、無事でよかった。、、、次何かあったら絶対呼べよ？？

私は関係ないとか、もう不良じゃないとか、女に頼りたくないとか、そんなくだらないもん捨ててすぐ言って。

私は千冬の姉ちゃんで、あんたの大好きな場地さんのダチなの。

ダサくてもいい、恥ずかしくてもいい。プライドも全部捨てて私に頼って。

いい？」







グイッ


千冬のほっぺをつまみながら言った






千「、、、、、おう」


貴「よし！！、、、圭介！三ツ谷！あんたらもだからね！！」






2人の頭も撫でる
私より背が高い2人を撫でるのは少し大変なので無理矢理頭を下げさせた







場「いって！！！、、、、オウ。Aさんごめん」


三「分かったよ、、、心配かけてごめん」






あんまり撫でていたので恥ずかしくなったのか2人とももう良いと言って手を退けてしまった


なんだ、別に恥ずかしいことないのに







貴「じゃ、あんたらはもう帰んな。病院の前で迷惑になるしね。寄り道すんなよ？」


場「Aさんは？」


千「私はやることあるから、、、千冬をよろしくね」











そう言って皆んなとは別れた







____________

私がいなくなった後、、、






ス「ちっ、千冬の姉ちゃんマジ怖え！！」


千「ちょっ、スマイリー君！やめてくださいよ。聞こえたらどーするんスか？」


場「いや、、、俺も久しぶりに怒られたけどマジびびったわ」












千冬の姉ちゃんは怖いと噂になったのは、この時からだった

エピソード28→←エピソード26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す