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結局、北斗がくることはなかった。
そして
俺らは今病院に向かっている
マネージャーに無理言って5人車に乗せてもらった
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「なあ、北斗のことなんか隠してる？」
『あ…いや…うん、でも僕から言えることではないです。
直接聞いてみてください』
その後マネージャーを問い詰めて
どうにか聞き出せたのは
たしかに転んだけど、
それ自体は大したことはなくて
ただ、北斗の状態はあまりよくないということ
少しショックかもしれないけど、
ゆっくりでもいいから話を聞いてあげてほしい
マネージャー陣も、この数ヶ月できる限りのケアを
してきた
しかしそれだけでは、
北斗自身が限界なんじゃないか、ということだった
100%状況を飲み込めたわけじゃない俺らだったけど、
できる限りのことはしようと約束して
北斗のいる場所へ向かった
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作者名：おむ | 作成日時：2021年10月24日 10時
