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LINEの交換を済ませ、
気付けば、私が乗る駅へ着いた。
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LINEの友達が2人増えた事に笑みがこぼれる。
だって、ママとパパの2人しか友達がいなかったんだもん(笑)
我ながら、恥ずかしい…
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果南「ニヤついてますよ?(笑)」
A「ええっ、嘘?!」
侑李「何でニヤついてるの?」
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知念くんの質問に、本当のことなんて答えられない!
だって…嫌われるのが怖いから。
A「ち、知念くんのトプ画が、可愛いなぁって思って」
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咄嗟についた嘘は、
まぁ本当に思ってたから嘘じゃないんだけどね。
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侑李「そう?ありがとう」
知念くんのトプ画のチワワ。飼い主に似てて可愛い。
果南「そのチワワね、りょ…、!」
りょ…?
果南ちゃんが発した言葉を遮るように
知念くんが口に手を当てた。
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侑李「それより、Aちゃんのトプ画もかわいいね。」
さっきの事は触れずに話し始めるからビックリした。
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言いかけって、結構気になっちゃうもんなんだなぁー。
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A「スコティッシュフォールドだよ。可愛いでしょ〜?」
侑李「うん!今度見に行きたい!」
A「いいよ〜!果南ちゃんもおいでね!」
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ずっと知念くんの目を見て話していたため
果南ちゃん寂しくなかったかなって思いちらっと見たら、
こっちの話をあんまり聞いてなかったみたい。
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果南「ん?」
侑李「今度Aちゃんちに、
猫ちゃん見に行こう!って言う話だよ」
果南「え、行く行く!めっちゃ楽しみ!」
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綺麗な二重幅の目がなくなるくらいの笑顔で彼女は言った。
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この時、
気付いてあげれば少しは力になれたかな?
友達経験がない私に、それは叶わなかったようだ…。
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作者名:すず♪ | 作成日時:2017年9月10日 1時