月明かりの下で、君と約束をしよう (ページ34)

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第三十三話ページ34

翌朝、私はすれ違いざまにたまたま聞いてしまった。

" 石を探しに行く、今夜だ " と。

そして今私はスネイプ先生の部屋の前にいる。

ノックをすると、いつものマントはしていなかったが、やっぱり全身真っ黒のスネイプ先生が出てきた。

セブ｢ミス・フローレンス、我輩に何か用かね？｣

『はい！魔法薬学の補習に来ました！』

セブ｢我輩はミス・フローレンスに補習に来るように言った覚えは『魔法薬学の補習に来ました！』

私は絶対に引き下がらない、というオーラを出すとスネイプ先生は溜息をつき中に入れてくれた。

『失礼します。わぁー！こんなに沢山の魔法薬が棚にあるなんて...羨ましい...』

私はソファに腰をかけると、スネイプ先生は紅茶を出してくれた。

『ふふっ、ありがとうございます。スネイプ先生。』

スネイプ先生は私の目の前のソファに腰をかけ、紅茶を一口飲んだ。

セブ｢それで、何か用かね？ " サクラ " ｣

先生がティーカップを置いたところで、私は話し始めた。

『先生、 " 石 " とは何ですか？』

セブ｢...石？残念だが私は何も知らん。｣

『いいえ。先生は知っていますよね。』

私はスネイプ先生の眼を見つめた。

『その " 石 " のせいで私の友達が、危険に巻き込まれそうなのです。どうか、話してはくれないでしょうか。』

セブ｢......悪いがサクラにも話すわけにはいかない。
だが、その石には絶対に関わってはいけない。｣

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真夜中。

部屋でまた物音がした。

私は横になったまま、口を開いた。

『ねぇ、ハーマイオニー。命に関わるような、危険な事だけはしないで。』

ハー｢.........ごめんなさい｣

ハーマイオニーは部屋のドアを静かに閉めた。