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チャイムから5分ほど遅れて講義室に入る。
授業はすでに始まっていた
後ろのドアからそろりと入ると
いつも座る窓際に目黒の姿があった
でもその周りは先ほど醜い形相で私を罵った女の子たちが座っていて
私の特等席はいとも簡単に取られてしまった
一瞬目黒と目が合った気がするけど
周りの女の子が怖すぎてさすがに近づけない
私はそのまま前方の席に向かった
難しい単語が羅列する授業
時計を見ると、まだ開始から20分も経っていなかった
ああそうか、なんだかんだで目黒がちょっかいかけてきて、
それに構ってたら授業はあっという間だったんだ。
いつも隣にいる男がいないだけで
授業が味気なく感じた。
後ろを振り向くと、女の子たちと楽しそうにしている目黒
腕なんて組ませて、ムカつく。
女の子たちと目黒が仲良くしていることなんて当たり前。
なのになんでムカつく…？
わからない、わからないけど。
他の女の子に向かって笑う目黒を見てると
ズキン
胸の奥に痛みが走った
授業が終わるチャイムと同時に、一番近くのドアから出る。
顔を合わせちゃダメだ
この気持ちを自覚しちゃいけないと思ったから。
今からでも遅くない、
誰かの敵になるのは御免だ。
なるべく避けなきゃ。
そう決意する
私が我慢すればいい話。
自覚しかけたこの感情は、
胸の奥にしまう。
その日から、私は目黒を避けた。
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あー(プロフ) - 更新ありがとうございます！ このお話面白いので皆待ってたと思います！ これからも楽しみに待っています！ (2020年7月14日 23時) (
レス) id: 04cdb41ac9 (このIDを非表示/違反報告)
恋(プロフ) - あーさん» コメントありがとうございます。あー様のコメントで更新待っててくれる人いると嬉しくて速攻更新してしまいました笑ありがとうございます！ (2020年7月14日 23時) (レス) id: e5e25fc7c5 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - 初めまして。 翔太くんと蓮くんとどうなっていくか楽しみです。 いつか更新をしてくれるのを待ってます！ (2020年7月13日 17時) (レス) id: 04cdb41ac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋 | 作成日時：2020年4月29日 14時
