異能力じゃなくて魔術です

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A「あっそういえばマシュ」
夕御飯を食べ終えて食器を洗いながら話し掛ける
「なんですか、先輩？」そう答えたのを聞いてから口を開く
A「魔術使えるっぽい」
一瞬の沈黙の後「本当ですか！！」と大きな声が上がった

マシュ「すみません…ついビックリしてしまって…」
先程の大声にシュンとして項垂れている
A「大丈夫、マシュは可愛いよ」
マシュ「そうなんですか？っそれはともかく！魔術の事を詳しく教えて下さい！」

マシュに説明したのは
・今まで補助として使っていた服(魔術礼装)なしでも魔術が使える
・私にも効果がある

ということ

これだけだと情報が少ないからマシュに手伝ってもらって何が使えるのかを試した

結果は治癒系とか防御系とかいろいろあったけどサポート系が多かった
あとは効果が出たかわからないもの

この平凡な世界、魔術なんて使ったら直ぐに目立つ
出来ることなら使わないといいなあ…


マシュ「所で先輩、どうして魔術が使えると分かったんですか？」
A「…定期的に使わないと腕が鈍っちゃうから」
マシュ「向上心豊かですね！流石先輩です！」

本当ごめん、そんなキラキラした目で見ないで

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