異能力じゃなくて魔術です

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A「最近物騒なのて気を付けて下さいね」
ポートなんちゃらとか
立原「え、あぁはい
…藤丸さんはそう言う物騒な組織と知り合いなので…？」
あ、警戒された感じだな
やばい、ご近所付き合いは大切にしないと
A「人理継続保障機関フィニス・カルデア
私が所属している組織です」
立原さんはまた「はい？？」と口を開けた

A「冗談ですよ！！冗談！！
こんな一般人が組織なんて入れませんって！
最近鉄砲の音が聞こえるので注意してくださいね〜ってだけですよ！」
至極明るく言うと立原さんはクスリと笑い「よろしくお願いします」と言ってドアを閉めた
さっきよりは好感を持たれたと思いたい
普通に良い人だな〜
あんな人がマフィアな訳がないと、少し前の自分を否定する

部屋に戻ったがマシュはまだ帰ってきてないようだ
マシュには悪いが好奇心には勝てない
貰った箱が気になるのでこっそり開けてしまおう
丁寧な包装を破ってパカリと箱を開ける

そこにはないはずのお揃いお茶碗が入っていた
そっと戻す
A「マフィア確定した」

ひとまず見なかったことにしてマシュの帰りを待つ
マシュ「ただいま帰りましたせんぱ  A「マシューー！！！」
ガチャリと鍵が開く音がしたので駆けつける
精神が安定していないので勢いでギュッと抱きしめる…マシュ充電中…

私が落ち着いたところで机の上で存在感を放っている白い箱を開ける
そこには変わらず旧私のお茶碗
マシュに経緯を語ってから会議が始まった

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