1 ページ2
今日、全国大会が終わった。
王者立海が破れ、青学が新しい王の座についた。
先ほどまで泣き崩れていた赤也くんも落ち着きを取り戻し、閉会式に臨んだ
解散という声と同時にあの子に向かって走り出す
『ねぇ、そこの白帽子の子!!』
振り向けば自分より背が高いものの、周りと比べれば明らかに小柄、つり上がった大きな瞳もまた幼さをかき立てていた
半面、精市と戦っていたときの姿は侍のような佇まいだ
「俺っスか?」
『そう!!名前、教えてくれない?私立海のマネージャーしてる海音A。最近まで剣道部だったの』
「へぇー。俺は越前リョーマ。もしかして先輩っスか?」
『ま、まぁ。一応3年だよ。』
そういうと越前くんはバツ悪そうに顔を背ける
『そんくらい気にしないよ。慣れてるし!あのさ、さっきの試合すごく良かった。
精市を助けてくれてありがとね。私にできないこと、君がやってくれた。おかげで今までの精市に戻ってくれたよ』
越「俺はなんもしてないっスよ。ただ楽しくテニスがしたかっただけ」
帽子のつばをくっと下げて、照れくさそうに呟いた。なんだシャイなの、かわいいな
『なんでもやることは、楽しくないと辛い時乗り越えられないし、そうしないと強くもなれない。
自分のプレーとか、勝つための戦い方とか、もちろん大事だけどさ、やっぱり何よりそれが大好きであることが一番大切だよね。
これからもありのままの越前くんのテニスを続けてね。ありがとう』
越「俺の方こそ幸村さんと試合できて良かったっス。海音先輩、また会えますかね」
『どうだろね笑私はもうすでに引退した身だし。精市がまだ部活続けるようだったら、私も続けるよ』
越「…幸村さんと関係あるの?」
そんなの決まってるよ
『精市は私の幼なじみで、大事な彼氏さんだからね』
越「えっ…」
丸「おーいAー!!」
切「Aセンパーイ!!」
『そろそろ行かないと。頑張ってね、越前くん。青学の柱として』
❂ ❃ ❅ ❆ ❈ ❉ ❊ ❋
幸「ボウヤと何話してたんだい?」
『ふふ笑内緒ー!!』
幸「えー…俺Aの彼氏なんだけど…彼氏に言えないほど大事なことなの?」
『ちーがーう!お礼してきただけだから!浮気じゃないから!』
幸「わかってるよ笑笑まったくAはいつも騙されやすいんだから、気をつけなよ」
『あほー!!』
138人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ども - 面白かったです。番外編や未来のこと書いて欲しいです!!!!!!! (2022年5月14日 22時) (レス) @page33 id: 6bb1bb04aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零鹿 | 作成日時:2018年3月7日 0時