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今日、全国大会が終わった。
王者立海が破れ、青学が新しい王の座についた。

先ほどまで泣き崩れていた赤也くんも落ち着きを取り戻し、閉会式に臨んだ

解散という声と同時にあの子に向かって走り出す

『ねぇ、そこの白帽子の子!!』

振り向けば自分より背が高いものの、周りと比べれば明らかに小柄、つり上がった大きな瞳もまた幼さをかき立てていた

半面、精市と戦っていたときの姿は侍のような佇まいだ

「俺っスか?」

『そう!!名前、教えてくれない?私立海のマネージャーしてる海音A。最近まで剣道部だったの』

「へぇー。俺は越前リョーマ。もしかして先輩っスか?」

『ま、まぁ。一応3年だよ。』

そういうと越前くんはバツ悪そうに顔を背ける

『そんくらい気にしないよ。慣れてるし!あのさ、さっきの試合すごく良かった。

精市を助けてくれてありがとね。私にできないこと、君がやってくれた。おかげで今までの精市に戻ってくれたよ』

越「俺はなんもしてないっスよ。ただ楽しくテニスがしたかっただけ」

帽子のつばをくっと下げて、照れくさそうに呟いた。なんだシャイなの、かわいいな

『なんでもやることは、楽しくないと辛い時乗り越えられないし、そうしないと強くもなれない。

自分のプレーとか、勝つための戦い方とか、もちろん大事だけどさ、やっぱり何よりそれが大好きであることが一番大切だよね。

これからもありのままの越前くんのテニスを続けてね。ありがとう』

越「俺の方こそ幸村さんと試合できて良かったっス。海音先輩、また会えますかね」

『どうだろね笑私はもうすでに引退した身だし。精市がまだ部活続けるようだったら、私も続けるよ』

越「…幸村さんと関係あるの?」

そんなの決まってるよ

『精市は私の幼なじみで、大事な彼氏さんだからね』

越「えっ…」

丸「おーいAー!!」

切「Aセンパーイ!!」

『そろそろ行かないと。頑張ってね、越前くん。青学の柱として』

❂ ❃ ❅ ❆ ❈ ❉ ❊ ❋

幸「ボウヤと何話してたんだい?」

『ふふ笑内緒ー!!』

幸「えー…俺Aの彼氏なんだけど…彼氏に言えないほど大事なことなの?」

『ちーがーう!お礼してきただけだから!浮気じゃないから!』

幸「わかってるよ笑笑まったくAはいつも騙されやすいんだから、気をつけなよ」

『あほー!!』

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ども - 面白かったです。番外編や未来のこと書いて欲しいです!!!!!!! (2022年5月14日 22時) (レス) @page33 id: 6bb1bb04aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零鹿 | 作成日時:2018年3月7日 0時

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