5 ページ6
『ここが、ウィンブルドンのセンターコート…でっかい…』
柳「明日から行われる予選を勝ち抜いた者だけがこの場での試合を許されるようだ」
『そうなったら負けられないね!今度こそ王者の威厳というものを見せないと』
幸「そうだね。Aの言う通り、気を抜かずに行くよ。世界トップレベルの選手が集まってるんだ。機会を無駄にしないように、いいね」
「「イエッサー!」」
そういって、会場を後にすると、聞き覚えのある声がする
『あ、越前くん。久しぶり』
越「!!海音先輩、ちわっす」
越前くんを筆頭に私の周りに人が集まり始めた
桃「え?あの子と知り合いか越前!」
越「まぁ…ていうか、海音先輩は年上っすよ。」
桃「そうなのかよ!!」
金「ん?姉ちゃん見たことない顔やなぁ」
白「ほんまやな。」
跡「アーン?お前見たところ選手じゃねぇな。なぜいる」
幸「そういえばずっと紹介してなかったね。お願いできる?」
『立海大附属中学校、男子テニス部マネージャー3年の海音Aだよ。よろしくね』
手「幸村。マネージャーを入れたのか?」
不「珍しいね。今までずっと断っていたのに」
白「真田クンもよく許したなぁ。そっちも女子いっぱいで大変そうやし」
あー。確かに大変だったね。あの量は…
幸「そうだね。もともとAは剣道部だったんだ。テニスコートと武道館が隣接してるっていうのもあって、ファンクラブの女子たちに不満を持っていたのは同じでね。」
柳「しびれを切らしたAはテニスコートに現れ、堂々とやめるように言ったんだ。その姿があまりに魅力的だったのか、今では何の害もない。」
切「あの時のA先輩、すげぇかっこよかったんですよ!」
忍「それだけやったら、マネージャーやる理由にならへんのやないか?」
跡「そうだな。本性を出してないだけかもしれない。俺様のインサイトは誤魔化せねぇ」
真「それは俺が保証しよう。」
越「真田さん…」
真「Aは幸村と幼なじみで、俺とも剣術の道場は同じだったからな。あの者達のように曲がった者ではない。
洞察力にも長けており、ある程度の怪我の処置にも優れている。仕事も何をやらせてもすぐこなすからな。」
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ども - 面白かったです。番外編や未来のこと書いて欲しいです!!!!!!! (2022年5月14日 22時) (レス) @page33 id: 6bb1bb04aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零鹿 | 作成日時:2018年3月7日 0時