【テニスの王子様】幼なじみの壁越えました【幸村精市】 (ページ24)

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『うーん。どうしよう』

精市とおでかけするのは日曜日
今日は水曜日。

私は彼氏とのおでかけに着ていく服を持っていない(切実)

ファッションセンスのなさは親公認なので、すでに自覚済みである

こんなときはあの方に頼るしか…

Call

｢はーい。｣

『もしもし乃花ちゃん？少しお願いごとが…』

乃｢A！どうしたの？困りごと？｣

『私を全身コーディネートしてください』

乃｢本当急にどしたの？！？！｣

乃花ちゃんに経緯を説明すると、耳元で声が響いた

乃｢幸村ついにやったのね。どうする？明日、買い物行く？｣

さすが乃花ちゃん…もう宛があるのか…
私はなんてすばらしい友をもったんだろう！

『いく！！！』

乃｢うん了解笑それじゃ10時にAの家行くね。｣

『ありがとう！』

٭•。❁。.*･ﾟ .ﾟ･*.❁。.*･٭•。
翌日

乃｢おはよう、A。その服も十分可愛いよ？｣

『乃花ちゃんおはよう！え…嘘…？』

乃｢でも、デートって感じではないかな。｣

『デスヨネ！』

お店に向かうべく道を歩く
照りつける真夏の太陽は私たちの足取りを重くさせた。

『暑い゛！！』

乃｢それはAが長いの履いてるからでしょ？ミニとか履かない？｣

『履かないかな〜。私脚ムキムキだからあんまり見せたくなくて…。太いし…。』

乃｢確かにAは筋肉質だよね。でもそれはAが小さい時から頑張ってた証拠だし、私はかっこいいと思うけど…

Aがそう感じるんだから、なるべく隠せるのにしなきゃね｣

そんな優しいことをすらーっと言ってくれる乃花ちゃんのコーデはとても大人っぽくて、私と同い年じゃないみたい

高校生に間違えるほど大人びてるし美人だし、ミニスカートから伸びる脚はしなやかで綺麗

私もいつか乃花ちゃんみたいな人になれるかな？あ、でももう身長止まりかけてるから無理か…。悲しい。

『涼しー！』

乃｢１回カフェにでも入って水分補給しない？｣

賛成、と返事をして流行りのお店に入る
クラスの子が新作飲んできたと話していたのはこの店か…。

コーヒー、ラテ、カプチーノ。なんでもござれ。サイズもスモールだの、ミディアムとか、メニュー名長くてカタカナでどれを頼めばいいか迷いに迷って、抹茶のフラッペにした。

並んでいる間に店員からメニュー渡されるし、大抵の人はメニューもらう前から注文していて、もうこの人たちメニュー暗記してるんじゃないかなって心の中で呟いた