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幸「Aはどこか行きたいところはあるの?」


『うーん。そうだなー』


中学生だからお金の余裕はあまりないし、遠すぎるところにもいけない


かといって近場すぎると、普段と変わらなさすぎて、飽きてきそうだ


外は太陽がギラギラと照りつけており、さすがに外は歩きたくない


涼しいと言えば海?プール?

ん、いや、こんなわがままボディを見せるわけには行かない…(切実)


水……


『お!!』


幸「??急にどうしたんだい。いいところでも思いついた?」


『水族館!水族館はどう?』


幸「水族館か…思いつかなかったな。そこなら俺たちでも無理なく行けそうだ」


『ここからだと電車一本で行けそう?』


幸「そうだね。昔の記憶しかないから少し調べておくよ」


『私もやる!』


身を乗り出すと、だめだと言われた
なんで??


幸「少しは彼氏らしいことさせて?」


そんなことをさらっというから私の心臓はドクドクと鼓動を早める

これだからイケメンは困る…
何しても様になるんだから、私の心臓はいつでも爆発し放題だ


『ずるいよ…』


幸「そう?俺はAが一番ずるいと思うよ?」


『え?どうして?私何もないよ』


精市からそんな言葉が出るなんて、珍しい
いつもは私をいじってばっかりなのに


幸「Aはもう少し自分の魅力に気づくべきなんだよ。俺大変だったんだから」


『え、何?精市、なにかしてたの?私、悪いことしてた?』


なんてこったい。気付かぬ間にまさか悪事を…一生の不覚です。

でも悪いことなんてした記憶ないけどな…ちゃんと場をわきまえて行動してるつもりだし

自分が言われて嫌なことは人には言わないし

精市に迷惑かけたことは最近の出来事じゃ、イギリスのことしか思いつかない

まさかそれだったりする?!

私の魅力って何だろう。考えれば、考えるほどわからない、欠点ばっかり出てくる


幸「A、この日は空いてる?」


『あ、うん!大丈夫。私はどの日でもだいたい空いてるよ。部活もないし、ほとんど家で宿題かお店のお手伝いしてる』


幸「わかった。じゃあ、この日ね。時間はそうだな。9時に迎えにいくよ」


『了解!すごく楽しみだな〜』


久しぶりの水族館。これまた何年ぶりだろうか。友達ともあまり行かないし、家族と言ったのは小学何年のときだろうか。

大好きな精市と行けることはさらに幸せなことで、今日から寝れない日が続きそうだった

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ども - 面白かったです。番外編や未来のこと書いて欲しいです!!!!!!! (2022年5月14日 22時) (レス) @page33 id: 6bb1bb04aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零鹿 | 作成日時:2018年3月7日 0時

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