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「(今日は一期一振さんに会うのと、あと加州君の手入れ…かな？)」
そう思いながらのんびりと歩いている時であった。
「誰だ」
その声とともに首元に突きつけられた刃。水色の髪をした青年はコハクの事を睨み付けてきた。
「え、えっと…新しく審神者になった…コハク、です…」
「…はぁ、新しい主でしたか。これは失礼しました。」
名を名乗るとすぐに青年は刀を鞘に納め、深々と溜息をついた。
「私は一期一振、よろしくお願いしますね」
「あ…うん。よろしくね、一期さん」
まだ警戒しているのか彼の目からは疑いの念が感じられる。そんな彼の口が…開いた。
「一つ、よろしいでしょうか」
「う、うん…いいよ」
「唐突ですが、この本丸を去っていただきたい」
「？！」
一期一振は真摯にこちらを見て、そう言ってきた。コハクには真意がわからなかった。が、これが冗談でない事だけは良くわかった。
「ここにあなたがおられますと、私はどうしても貴方が憎くなる。そして今にでも殺してしまいたくなるのです。何せ前の主と同じ、人間ですから」
…まただ。彼もまたコハクを人間であるから拒絶した。彼は笑いながらそう言ったものの、すでに手を刀の上に置いており、『今すぐにでもも殺す』と威嚇しているようであった。
「その…えっと…貴方が何をされたのかはわからないけど…多分僕はそういう事しないよ…？」
「そうれはそうでしょうね。何せあのお方は貴方みたいに気が弱い方ではありませんから。」
「だったら…！」
そう言いかけた時であった。一期一振はコハクを壁に追いやる。そして接近し、今までの彼だとは思えない程の表情を見せた。
「だからこそ、殺せるって思うんじゃないですか。馬鹿なんですな」
「？！」
「いいですか？ここの本丸はあの方によって黒に染められた。黒って言うのは何色にも戻らない色なんです。不可逆の色…それを貴方なんぞのただの人間が変えられます？」
その次に続く言葉は言わずともわかった。
「心理学にたけた学校から来たものとはいえ、所詮はただの人間ですな。」
思わず体の力が抜け、コハクはそこに座り込む。一期一振はそれを見るなり笑い、コハクとあえて目線を合わせるためにしゃがみこんだ。まるでカエルをにらむ蛇のように。
「…ッ」
「おやおや、怖くて言葉も発せませんか？情けないですね」
その時、声が聞こえた。
「おい、何してる。」
この声は…大倶利伽羅だ。
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天津 - そして、ずっとほったらかしの加州君。 (2019年5月14日 17時) (携帯から) (
レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
花月 - へし切りは織田組ですね！伊達組は燭台切光忠と鶴丸国永と大倶利伽羅ですよ！！ (2015年5月7日 5時) (レス) id: cdb733f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 花月さん» 了解です！ええと、へし切り長谷部は伊達組…でしたっけ？うろ覚えなものでして… (2015年4月22日 22時) (レス) id: 1e0c3c4303 (このIDを非表示/違反報告)
花月 - 伊達組を加えて欲しいです！お願いします！！ (2015年4月22日 20時) (レス) id: 5d2f7380bb (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白衣さん» コメントありがとうございます！両者ともに出そうかと思います(｀・ω・´) (2015年4月20日 21時) (レス) id: 7df494310f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2015年4月19日 3時
