温もり ページ12
今日は久しぶりに全員での撮影で。
メンバーもテンションが高い。
翔平「はい、皆さんこんにちは。今日はね、皆で撮影に来ておりましてね…。この私も気合いが…あ、武智が来てくれておりますよー!」
現地に着く前のバスの中は自由で。
彼みたいにSNS用の動画を撮る人もいれば
昴秀「……………」
拓磨「……………」
凄い目力でゲームする人も。
ほんとにライブより目力凄い…。
北人「〜♪」
鼻歌を歌う人も。
樹「…………」
自分の好きな曲にひたすら浸る人も。
龍「……ん……」
移動時間の長さで眠ってる人も。
慎「……えっと…」
インスタをチェックしたりする人も。
陣「でなーー?」
翔吾「ふは、え、そんな事あったんですか!?」
壱馬「陣さんそれはヤバいわ。笑笑」
陸「ねえ翔吾これ食べる?」
瑠唯「健太ー?」
健太「んー?」
自由に会話を繰り広げる人も…陸さんはちょっと話についていけてるのか謎だけど。
暫くそんな時間が続き、現地へ。
ちなみに私の横は彰吾だったの。最初は話してくれてたんだけどね、途中で寝ちゃいました。
寝顔綺麗だったから良いんだけどね、なんて言ったら怒られちゃうかな。
「着きましたよ〜。」
皆に声をかけて一番最後に降りる。
降りた…んだけれど、
「っ、きゃっ!!!」
雨上がりで地面が濡れていたことに気づかず
思いっきり足を滑らせた。
「っ………」
痛みを覚悟して目を閉じて、でも
気づけば痛みではなく、温もりに包まれていた。
? 「っと、危な。」
「? あ、翔平…。」
翔平「気をつけろよー、お前ってやつは危なっかしいなあー!」
おどけたように彼は笑ったけれど、私が顔を上げれば思った以上にその顔は近くにあって。
「……………」
翔平「っ、………」
私の顔が熱くなるより早く、首まで髪色と同じくらいに顔を染めた彼が目の前に居た。
翔平「だ、だああああ!! まこたむー! そこのタピオカ飲みに行こ! 」
慎「え、まだ時間あるからいいっすけど…急になんすか?」
翔平「いいから! ほらほらほら!」
慎「えええ…。あ、壱馬さんも行きましょうよ。」
壱馬「ん、ええよー。ちょっと待ってー。」
さっきまで包まれていた身体が少し熱を持つ。
なんとなく、いつもはそんなに意識しないのに
やっぱり腕は逞しくて。
「男の子、なんだなあ。」
なんて。何考えてるんだろ、と頭を振った。
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ルーヴ(プロフ) - 秋さん» はじめまして! All dayを拝読頂き、ならびにご指摘ありがとうございます! こちらの二点、修正完了致しました! 隙間時間に書いていることもあり、誤字が多くお恥ずかしい限りです…。これからも何かありましたらご指摘感想、宜しくお願い致します! (2019年12月11日 16時) (レス) id: 2dc1554635 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 引き寄せてのここの台詞 彰吾「…恋愛は禁止。今の時点で絶対に。それが無かったとしても、俺はあいつに相談相手でありたいの。」 これ正しくは俺はあいつの相談相手ではないんでしょうか? (2019年12月11日 15時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - こんにちは(*^^*) はじめまして。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 零時のここの部分 愛した彼の名前を読んだ声は、 これ正しくは名前を呼んだではないんでしょうか? (2019年12月11日 15時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーヴ | 作成日時:2019年11月12日 12時