想いは心の内に ページ30
胸きゅんだったりとか、変顔だったりとか…チーム力だったりとか…バリエーション豊かな競技を経て行く王子達。
プリンセスと王子が一番密接に関わるのは最終競技。
さっきの…皆格好良かったな、なんて考えて。
変顔競技では笑って。
でも、最終競技に近づいて行けば行くほど
緊張が高まって仕方なかった。
大丈夫、だろうか。
でもそんな心配はすぐに溶けて消えた。
最終競技に残ったのは_________。
朱雀奏。
京極尊人。
綾小路葵。
京極竜。
天堂光輝。
____ 以上 5名 ____
、それを見た時、思わず彼らの他に深く関わってきた…
海司と陸を見た。
「海司………陸、」
海司「なーに気にしてんすか。うちの光輝、まだ頑張ってるんだから応援してやってくださいよ。」
陸「そうですよ、ほら……。」
そう言う二人の笑顔が余りにも優しくて。
海司
「でも___________」
陸
「「 伝えたい事があります、この後。」」
重なった2人の声。
真剣な表情。
響く声。
火照って行くような、そんな身体。
「………わかった。」
陸「俺ら、もう後悔しないって決めたんで。」
海司「ぶつけるだけぶつけますから、覚悟しといてくださいよ。」
陸「だから……」
海司「Aさんもさ、後悔しないでくださいね。」
「うん…………」
その二人の真っ直ぐな想いと優しさに、気づけないほど
鈍感では、ないから……。
だから、ちゃんと全てと向き合おうと決めた。
「ありがとう…海司、陸…。」
真っ直ぐ、舞台に進みでる彼女へと贈る二人の眼差しは、ただ暖かく、
なによりも愛おしい人を見るような
優しさと儚さを含んだ、そんな瞳だった。
海司「…光輝、大丈夫だよな。」
陸「…わかんない、けど、きっとさ。」
「王子選手権の結果がどうであっても…あの人の気持ちが全てだろ。」
海司「…おう。」
陸「誰が選ばれてもさ、俺らはずっと変わんないだろ。」
海司「…なんだよ、男になったじゃん。」
陸「色々…ちゃんとぶつかったからさ。」
海司「…そっか。」
ここにある二人の想いは二つのみだった。
彼女への想い。
そして___________
.
「「光輝、頑張れ………。」」
何よりも大切な親友を、
想う、心。
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みんみん - 私は、光輝君オチがいいと思います。そしてこれからも頑張ってください! (2020年3月6日 17時) (レス) id: 058bebc08c (このIDを非表示/違反報告)
おもちちゃん星(プロフ) - 美空さん» お気に入り追加まで…嬉しい言葉、ありがとうございます! 遅くはなりますがこれからも丁寧に更新させて頂こうと思います。 (2019年11月12日 3時) (レス) id: 2dc1554635 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - この作品面白いです!お気に入り追加しました!これからも更新楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年9月15日 22時) (レス) id: c52258fc3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーヴ | 作成日時:2019年4月4日 22時