After story_恋人らしく ページ20
あれから数日が経って、なかむに聞かれたことがある。
「そう言えばシャークん、何時まで名字呼び敬語なの？」
「…えっ？」
言われてみればそうだった。今まではそれが普通だったから特に気にしていなかったけれど、今はもう…恋人、なわけだし。
「いいじゃんいいじゃん！ 名前呼び！」
「名前呼び…。」
彼女が俺の事をタメ口で呼び捨てするのを想像して頬がボッ、と熱くなる。いや、無理だ。無理に決まってる。
「ちょ、想像で照れんのやめてくんね？ ウブかよ。」
「うるせ。」
「でもシャークん、って呼ばれるの嬉しくないの？」
「…嬉しい、けど。」
「それにシャークんだって胡桃さんじゃなくて下の名前呼び出来るんだよ？」
今のままだと俺らと呼び方一緒だけど、と付け加えるように言われて口を噤む。確かに胡桃さんと付き合ってるのは俺のはずなのにアイツらと同じ呼び方なのはちょっと気に食わない。
「…まぁ、努力はする。」
「期待しないで待っとくわ。」
「おい。」
軽口を叩くなかむに軽い蹴りを入れてからスマホを取りだした。次彼女と会うのは…確か次の日曜日だったはず。それまでに緊張しないようにしよう、そう心に決めた______
______がしかし。そう簡単にはいかないものだ。
『鮫貝さん？』
「、えっ？」
『今日上の空ですけど…体調でも悪いんですか？』
ついあの事を意識してしまって胡桃さんとの会話に身が入らない。喋っていても考えてしまってダメだった。もう潔く言ってしまうのがいいのかもしれない。
「いや、体調はいいんですけど、その…お願いがあって。」
『私に出来ることならなんでもどうぞ。』
ニコニコと笑ってそう言う彼女に呼び捨てタメ口でいいかと問う。暫くの沈黙の後、彼女が吹き出すのが聞こえた。
『ふふ、あはは、凄い真剣な顔して何を言うかと思ったら…もちろん、私はいいよ。』
「え、あ、」
『シャークん、って呼べばいい？』
さすが教師。コミュ力は抜群に高いらしい。顔を赤く染めた俺を他所に、彼女_____Aは楽しそうに笑っていた。
______________________
実は一枚上手な胡桃さん。
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モチモチな餅。(プロフ) - あおうみさん» わ〜！嬉しいです！！ありがとうございます◎ (2022年7月4日 23時) (
レス) id: 42d02b6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチな餅。(プロフ) - mahoratami-WTさん» 全然返信してなかった…ありがとう〜😭 まだ頑張るからねぇ！ (2022年7月4日 23時) (レス) id: 42d02b6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチな餅。(プロフ) - つゆさん» 返信遅くなりました…！！ありがとうございます、嬉しいです😂 (2022年7月4日 23時) (レス) id: 42d02b6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
あおうみ - このシリーズマジで好きです!そしてWTさん全員リア充(お話完結)おめでとうございます! (2022年7月4日 0時) (レス) @page22 id: 622d287965 (このIDを非表示/違反報告)
mahoratami-WT(プロフ) - 完結おめでとう〜！！やっばぃもぅ、全部好き(*´-`*) 学校から帰って疲れたときに見てるから癒されて疲れがとれるんよぉ！((感謝感謝！ これからも無理せずコロナに気を付けてね！ 望んで染まる短編集の更新楽しみに待ってるよ〜！ (2022年4月12日 0時) (レス) @page22 id: 87c639ac9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチモチな餅。
| 作成日時：2022年2月27日 14時
