【WT】先生と呼ばれる君は【shk】

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「それだけやっといて帰ってきたァ？？」
「るせー…黙ってほっておけ。」

いや、まぁ正直言ってここまでヘタレだとは自分でも思っていなくて。ほぼ言い逃げような形になってしまったことを思い出して後々めちゃくちゃに後悔した。そして今、何故か俺はきりやんとなかむ、ぶるーくに囲まれている。なんで来たんだよ。

br「僕らが思ってた50倍くらいのヘタレで笑っちゃいそうなんだけど。」
「笑うな。笑うなら俺がいないところで笑え。」
nkm「まず連絡先すら知らない時点で突っ走っててウケる。」
kr「それきんときとスマイルにブーメラン刺さってね？」
nkm「いないからいーのいーの。」

俺の頭上で交わされる会話は俺にとってはほぼラジオみたいになっていた。頭の中で、ポカンとしていた胡桃さんの顔が浮かぶ。…嫌われたかもしれない。というかそもそも彼女に恋人がいるのかすら知らない。あれ、もし彼氏とかいたら俺ヤバいのでは…???

nkm「とりあえずしゃけ、どーすんの。」
「いや、今それどころじゃない。」
kr「は？ 何？」
「恋人いるか知らない…。」

俺がそう言うとぶるーくがケラケラ笑いながら背中を叩いてきた。しかも結構な強さで。

「ちょ、は、なに、」
br「まーまー！ 恋人いたとしても奪っちゃおうくらいの勢いでいけばいーって!!」
「そんな簡単に言うなよ、」

俺がどんだけ悩んでるのかわかってんのか、と言いながら近くに置いてあった唐揚げを食べた。うん、美味い。

nkm「じゃあ次会った時聞けば？」
kr「いやもう前回の時点で告ってんのにいきなり「恋人いますか？」って？ それはもうひよってんじゃん。」
br「おーいひよってるやついるわ〜。」
「ひよってねぇし。」

俺がそう言うとなかむが「めちゃくちゃひよってんじゃねぇか」と言って笑った。…これひよってんのか、俺。とにかく次会うときは逃げないようにしないと…ダメだよな。

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