白いまま溶けてⅡ【短編集】 (ページ7)

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甘くて真っ赤な果物_light blue* ページ7

「お口、開けて♡」
『っ、…い、や、』

目の前で酷く甘美な表情をうかべるなかむの手には、真っ赤に熟した苺が持たれている。

「いい子だからできるでしょ？あーん、って。」
『や、ダメっ、』
「嫌じゃないでしょ？ほら、あーん♡」
『あﾞッ、ふ♡』

いきなり苺を持っていない方の手で下をグリっ♡ と押されて反射的に口を開けてしまった。それと同時に口の中に完熟した苺が入ってくる。ぐちゃりと音がして涎と共に果汁がシーツへと垂れてしまった。

『ん、ふ…ぁむ、』
「ど？美味しい？♡」
『おいしい、けど…んむﾞｯｯｯ?!♡♡』

いきなり彼に口を塞がれる。しかも少し開いた口から舌が入ってきて少しだけ残っていた苺を味わうように舐め尽くされた。

「ん、ちゅ…あまくて美味しいね♡」
『やぅ♡ おいしく、ないッ…！』

くん、と彼の肩を押したが離れてくれる訳もなく。ベッド脇の机の上に置いてある残りの苺に彼が再度手を伸ばした。…え、まだやるの？

「今度は潰しちゃダメだよ？」
『えっ…？』
「下のお口で、いただきますしようね♡♡」

彼の言葉は私の脳内で数秒間理解することが出来なかった。が、少しして頭が沸騰するくらい熱くなった。

「ふふ、身体は正直だね。下からめっちゃ愛液垂れてるよ♡ 太腿まで垂れてる…♡」
『ちょっ、なかむッ！バカ、舐めないでッ…ｯｯﾞ♡♡』

なかむは私の脚を持ち上げたかと思うといきなり舌を這わせてきた。既に彼のキスやら愛撫やらで敏感にされている私にとってはかなりの衝撃で。つい反射で腰が浮いてしまう。

暫くすると彼は満足したらしく舐めるのをやめた。肩で息をしていると、ナカに指がいきなり二本入ってきて。思わず声を上げてしまった。

『ひぁﾞｯｯ？、！♡♡♡♡』
「んへ、ビックリしちゃった？目がとろん♡ ってしてるね。」

ナカを掻き回すように弄られていたかと思うとぐぽｯ♡♡ という音がしてナカを広げられているのが分かる。息が飲み込みずらくなる。生理的な涙が落ちて母音しか発せなくなった。