白いまま溶けてⅡ【短編集】 (ページ4)

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可愛いのは君か_blue* ページ4

(⚠︎夢主攻め注意)

泣きそうな俺に対して、ニコニコと綺麗な笑顔を浮かべている彼女。頭の中には「どうしよう」の文字しか浮かばない。冷や汗が背中を伝う。

「や、あの、A…？」
『どうしたの？きんとき。』

にいっ、と笑みを浮かべる彼女はとても楽しそうだ。いや、俺は全っ然楽しくないだけどね。何故どうしてこうなってしまったのか。…いや、まぁ俺がいけないのかもしれないけど。

『最初に煽ったのはそっちでしょ？「AはSっぽいよね〜」って言ったじゃん。よく分かったね?』
「い、や、適当に言っただけなんだけど…!?」

偶然雑誌で見た心理テストみたいなやつ。彼女に当てはまる項目を選んでいけば「貴方はドSかも！」という文字。それを彼女に言っただけ。…自分が「貴方は隠れドMかも！」という文字は見なかったことにしたけどね。

『まぁ正直きっかけはなんでもいいよ。きんときのこと苛められるなら。』
「俺は正直やめて欲しいかなぁ…なんて。」
『ここまで来てやめるとでも？』
「デスヨネ…。」

いや知ってた、知ってたけどさぁ…！普通に考えて「今から襲います」「はい分かりました」とはならんでしょ!? …え、ならないよね？

『現実逃避してるとこ悪いんだけどもうシていい？』
「えっ、ひぃぁッ!??」

彼女に突然正気に戻され、服の中に手を突っ込まれた。自分より幾分か小さい手が体の上を這っていると考えると…正直、興奮する。

『可愛い声…あは、もう勃ってんの？』
「っ、たってなんか、な、ぁﾞッ!!?」

胸の飾りをぎゅ！と摘まれて変な声が出る。なんで、なんで？痛いはずなのに、なんか、めちゃくちゃ、

『もしかして痛みで感じてる？♡』
「ちがッ______」
『でも胸抓ったらめっちゃ勃ってるよ。』

ズボンの上から手で握りこまれて頭が爆発しそうだ。もう、どこも触らないで欲しい。けど、どこか期待している自分がいる。ほんっ、とに恥ずかしいのに…！