白いまま溶けてⅡ【短編集】 (ページ29)

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あれから約30分後。私はベッドの上でただただ泣いていた。どちらかと言うと鳴いていた、が正解だけど。そんな私を横から見つめてニコニコと笑みを浮かべているきんとき。

『ま、ッﾞッﾞ〜〜♡ やら、まって♡ ぁﾞっ、♡♡』
「ふふ、気持ちいねぇ。手も足も縛られて、玩具で気持ちいところばっかり擦られちゃって。もう俺要らないんじゃない？」
『やだッ♡ きん、とき、がいいッ♡ おもちゃ、やなの…っぅ♡♡』

何を言ったって彼は止めてくれない。ナカで機械音を出して動く玩具が憎い。煽るんじゃなかったと本気で後悔した。ポロポロと零れた涙がシーツに染みていく。

『ぅぁ〜〜ッﾞ♡♡ も、イキたくな、ぁ♡ やっ、♡♡♡』

腰が浮いてぷしゅ♡ と水音が響く。羞恥心がじわじわと蝕んできて歯を食いしばる。

「あーあ、潮噴いちゃったの？えっちになっちゃったね？」
『う、るさ…♡』
「まだそんな口きけるんだ。へぇ。…じゃあ玩具強めちゃおっかな♡」
『えっ、や、ごめん、ごめんなさ…あﾞっ〜〜ｯｯ!!?♡♡』

さっきのが一番強かったんじゃなかったんですか、なんて心の中で思ったけど一瞬のうちにそんな考えは吹っ飛んでいった。目がチカチカして頭が働かなくなる。

『き、とき、♡ きんときがいい…、おもちゃ、やだ、』

手も足も動かないから私が頼れるのは言葉だけ。全力のオネダリはこれが限界だった。彼は少し私を見つめたあと上に乗っかってきた。何…？と困惑していると、ナカに挿入っていた玩具がちゅぽ♡ と勢いよく抜かれて軽イキする。

『っあｯｯﾞ〜〜??!♡♡♡』
「だいぶ出来上がってんね。…それで？俺に犯される覚悟はあるの？」
『ぅ、ぁ、♡』
「もう遠慮とか優しさとか、持ち込まないからね。」

そうやって笑った彼は今までにないくらい恍惚に満ちていた。