慕って染まる短編集【WT】 (ページ46)

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◎料理_kr ページ46

(誤字訂正)

『今日は何を作るんですかきりやん先生。』
「今日はですね〜、ビーフシチューを作ろうと思います！」
『やった！』

隣でエプロンをして腕まくりをしているきりやんは、本当に様になっていると思う。さすが私の彼氏____なんて言うとちょっと恥ずかしいので言わないが。

「じゃあAは野菜洗っておいて。俺、肉の下準備しておくから。」
『はぁい。』

きりやんに言われて私は人参やらじゃがいもやらを洗った。ただ、思ったより水が跳ねて服が濡れてしまった。

『冷たっ…。』
「あーあー、なんでエプロンしてないの…。ほら服着替えてきて。」
『ごめん〜着替えてきます…。』

彼に言われた通り服の上を変えてエプロンを持ってきた。きりやんと色違いで買ったやつだ。彼が黄色で、私がオレンジ。

『きりやーん！これどう？』
「ん〜？…あ、それにしたんだ。」

彼はお肉を切るのをやめて私に近付いてきた。彼はにこりと笑うと、未だにちゃんと結べていなかった紐を後ろから前にクロスして綺麗に蝶蝶結びをしてくれた。

「やっぱおれの目に狂いはなかったな。めっちゃ似合ってるよ。」
『ふふ、ありがとう。』

そう言って料理を再開した。きりやんの手際が良くてつい見とれてしまった。その度に肘で小突かれたけど。二人で作ったお陰で大体30分程度で作り終わった。

「こんなもん、かな。そしたら食べよっか。」
『分かった。じゃあお皿出すね？』
「じゃあ俺スプーンとか出すわ。」

卓上に並べられていく料理達。二人で作ったせいかとても美味しそうだった。席について、ご飯を食べ進めた。

『ん！美味しい!!』
「確かに、もしかして過去一じゃね？」
『二人で作ったからだね？』

私がそう言うと、きりやんは少しだけ顔を赤らめて笑った。そんなに恥ずかしいこと言ったかな、私…。

「でも俺、Aの料理、好きだからな。」
『えっ、急に恥ずかしいこと言うじゃん…私もきりやんの作るご飯好きだからね。』
「…ふはは、なんか恥ずかしいわコレ。」
『ちょっ、ねー！言い出したのきりやんじゃん!?』

なんか恥ずかしかったけど二人で料理を作るのもやっぱりありだよね。

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お久しぶりです。大復活しました!!!これからは更新していくのでご安心を〜!!ただ語彙力は低下しているので悪しからず…

お題箱から頂いたリクエストでした。