◎形勢逆転_br ページ14
(膝ドンシリーズ)(若干r表現注意)
「あのぉ、Aサン?ちょーっと退いてくれません?」
『んー、嫌です。』
「えぇ…?」
怪訝そうな顔をする彼と、満足そうに笑っているであろう私。普段の彼は私をよくからかっている。そんな彼の焦る顔を、前々から少し見てみたいなぁ〜なんて思っていたところだったのだ。そこで丁度いいタイミングが来たのだ。床に座る彼と、ソファに座る私。ここで閃いちゃった私は、彼を床に押し倒したのだ。あまりにも突発的だったせいで彼は分かりやすく動揺した。
「ね、ちょ、ほんと近いから…。」
『ぶるーくいつもこういうのやってるじゃん。』
「いやァこっちの立場とそっちの立場ってやっぱり違うじゃないですか。ね?」
そんな可愛い顔されても許さないんだよなぁ。その意味を込めてニッコリと笑うと、ぶるーくはぴやぁ…と小さく声を上げた。
『私が下の時は退いてくれないじゃんね。』
「えっ、いやまぁソウナンデスケド…。」
『て事で大人しくされるがままになっててね。』
まず何しようかな〜、と手始めに彼の両手を頭上で抑える。段々と恥ずかしくなってきたのか、赤い彼の耳が見えてついニヤける。
『ふふ、耳真っ赤。』
「んひゃぅ?!」
『あれもしかして耳弱い…?』
いい事知ったなぁ、と息を吹きかける。ぶるーくは目涙を貯めて首を横に振った。もう降参、という合図だろうか。でもここではいお終い、とやるほど私も優しくないのだ。
『ねぇぶるーく、私の目見て。』
「ぁ、」
『よいしょ、っと。』
「っ?!!」
足元を動かして彼の両足の間に膝を入れた。軽く上にあげると、ぶるーくは上に逃げようともぞもぞと動いた。それを抑えるために彼の腰を掴むと、ぶるーくの頬がピンクに染る。
「やだ、やめ、」
『やめないよ。…ね、逃げないで。』
耳元で言うと、彼は縮こまってギュッと目を瞑った。これはお許しが出たのだろうか。…それなら好き勝手やらせてもらおう、なんて。
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これにて股ドン・brさんshkさんの涙目赤面リクエスト書き終えました〜。リクエストしてくださった方々、ありがとうございました😊
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作者名:モチモチな餅。 | 作成日時:2021年12月17日 20時