先輩！ (ページ12)

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私の名前を呼ぶ声が聞こえる気がして起きると目の前にはヒコ先輩と関田先輩が。

時計を見るともう練習が終わる時間。

「あれ、私寝てた？」

今「うん、Aちゃん寝てたよ笑」

「え、すみません？！」

笑ってるヒコ先輩と溜息をついてる関田先輩

溜息を付いていてもかっこいいなんて今言ったらもっと呆れて溜息をつくんだろうな笑笑

関「てかまぁそれはいいんだけど手、いつまで繋いでんの？」

「へ、あっ、ヒコ先輩すみません！」

関田先輩に指摘され、さっきの一連の流れを思い出した。

そして咄嗟に手を離そうとする。

今「俺はこのままでもいいんだけど？」

更にぎゅっとさっきよりも強い力で手を、指を絡められる。

俗に言う恋人繋ぎだ。

「あの･･･え、」

今「冗談！ごめんね？笑」

「あ、いえ！別に･･･」

びっくりした。

というかドキッときた？

関「ていうかなんで手繋いでたんだよ、」

今「俺の我儘～、」

関「ふーん、」

「あ、そうだ。
ヒコ先輩体調はもう大丈夫ですか？」

今｢うん、バッチし｣

「ほんとですか、良かったです笑」

今「Aちゃんのおかげ、ありがとね？笑」

そう軽く頭を撫でられる。

なんか恥ずかしい。

関「照れてんじゃねーよ、」

関田先輩の軽い叩きを食らう。

「あ痛！ていうか、照れてませんから」

関「てかそろそろ帰ろ？」

「ですね、」

今「なんかどっと疲れた気がする。」

帰り道、先輩がそう呟く。

しんどかったらそりゃ疲れますよね。

でもさっきの我儘は、
先輩はどんな気持ちでいってきたのだろうか。

「･･･しんどかったんですしね」

今「まあいいや、帰って寝よーー。」

いまだにヒコ先輩はどこか掴めない。

まあいいか。

私も眠たくなってきた気がする笑笑

関「今寝たのに寝れんのか？笑」

今「寝れる自信しかねぇ、」

関「寝坊助。」

今「悲し！！」

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