約束と実現 ページ10
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程よくみんなお酒が回ってきた頃。
そういえば、と柳田が石川にAの話をふる。
柳田「祐希覚えてねえかな･･･、コイツお前と会ったことあんだぜ？」
「将洋くん、その話は別に･･･、」
第一石川さんが覚えてなかったら気まずくなるだけやし、てか覚えてないことはさっきで分かったことやし。
将洋くんは、酔うたらポンポン言うてまうんやから･･･
柳田「春高のときコイツが迷子なってたらお前が助けてくれたんだってよ。ンでそっからバレーにハマってどうたらこうたら？祐希のお陰だってさ笑笑」
「ちょ、将洋くんほんま余計･･･」
石川「･･････え、まって俺覚えてる」
「へ･･･？」
石川「なんかAって聞き覚えあるような気がしたんだけどそっか、迷子のAじゃん笑笑」
「え覚えてくれてたんや･･･、」
やばい、正直めっちゃ嬉しい。
将洋くんないす！←
石川「うん、約束したでしょ？」
「待って、めっちゃ嬉しい･･･、」
石川「あんときはこんな小さくて泣きそうだったのに、成長したね笑笑、身長以外。」
「うわ、酷いです！僕まだ伸びますもん。」
石川「へえ、でも約束が実現されるとはね。」
「この為に頑張ったってのもありますしね、」
石川「俺のことあの日みたいに祐希くんって呼んでくれてもいいんだよ？」
「んー、いやそれは･･･ダメ、」
石川「なんでだよ笑笑」
「祐希さん、でもいいですか？」
石川「いいよ、大歓迎」
「祐希さんも、AくんやなくてAって呼んでくださいね？」
石川「･･･っうん、そうする笑笑」
やった、覚えててくれてたなんて僕幸せものやん。
しかも祐希さんなんて、
ずっと呼んでみたかってんなぁ･･･、
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作者名：おもち | 作成日時：2023年10月22日 23時
