心配とあざとさ ページ17
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はじめての練習が終わり、各自それぞれ帰って行った。
晶大さんが誘ってくれたので一緒に帰ることに。
ご飯に連れて行ってくれるんやとか？
山内「A一人だと心配だし」
「なにそれー！僕やってもう大人やもん」
山内「まだ子供じゃん」
「晶大さんって僕のセコムみたいですよね」
山内「え？」
「え？」
あれ。僕おかしいこというたかな？
いや、でも。事実やし。
山内「俺セコムみたい？」
「はい、とても」
山内「なんで？！」
そんな驚く？
なんでって、自覚ないんかなこの人。自分がめっちゃ心配性なこと。
「今やって僕一人じゃ心配とか、さっき関田さんと話しとった時もすぐに駆けつけてくれたやないですか笑笑」
山内「･･･なんでだろ、無意識のうちにやってるわ」
これ無意識って･･･笑笑
山内「まあしょうがないかも」
「え？なんでですか？」
山内「A子供だし、どうしても同じチームの俺が守ってあげなきゃって」
「ふは笑笑、僕のおかんみたい」
山内「セコムの次はおかんかよ･･･」
「ん、でもありがとーございますね」
そういってにこっとすると今度は顔をしかめる。
山内「可愛いの自覚してない？なんか、あざとい」
「いやいや、晶大さんほどやないですよ」
山内「それ遠回しに俺が自覚してるっていいたいの？」
「はは笑笑」
山内「おい」
少なくとも１ミリくらいは晶大さん自覚しとると思うんやけどな？
色々なんかあざといし。
女性人気も高いみたいやし
やっぱ自覚してはりますよね？
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作者名：おもち | 作成日時：2023年10月22日 23時
