スマイルと平常心 ページ14
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初めての練習、全員に緊張が走ってるのが目に見えてわかる。
でもここでアピールしやな、そしてより上手くならな。僕はまだ最年少なんやから。
実績も経験も少ない。
いつも通り、いつも通りでええ。平常心を保つだけ。
始まりの時間が指定されているからその時間までにアップを終わらせなきゃいけないため、全員早速アップに取り掛かる。
横にいた晶大さんの顔が怖い。
まあ理由はわかりきったことやけどね
「晶大さん、いつもより顔が強張ってますよ!スマイルスマイル!」
山内「ふはっ、なにそれ笑笑」
さっきとは反対にふわっと可愛い笑顔を見せる。
「へへ、緊張してはるでしょ?」
山内「まあ、ね。ここでも結果を残してってしなきゃ選ばれないし意味がない、なんせコートの中に入れるのは6人だけなんだから。」
笑ってたかと思いきや真剣な顔になってコートの中を見詰める。
そうやんな、コート内は6人だけ・・・
でも、晶大さんなら絶対行けるもん。
「大丈夫、晶大さんならいつも通りやったらいけますって!楽に行きましょう?」
山内「・・・うん、そうだね笑笑、ありがと」
「はい!」
山内「Aも頑張ってね」
「もちろんです!」
僕は、僕の為にも僕を応援してくださってる人たちのためにも少しでも結果を残せたらいいな。
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作者名:おもち | 作成日時:2023年10月22日 23時