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41話 心配 ページ7

ー 鶴丸side ー

俺や他の刀剣男士は紫苑が大広間から出ていった後も大広間に残っていた。

残った者たちの話題は紫苑を主にするかどうか。

そんなときに、本丸を包んでいた紫苑の霊力が消えた。
それと同時に離れの方にあった紫苑の気配が薄くなった。

豊満な紫苑の霊力が消えるなどあり得ない。
そんな紫苑の霊力が消えると言うことは、紫苑の身に何かあったとしか思えない。

離れに向かおうと立ち上がると、光坊や倶利坊が俺を見た。

燭「鶴さんどこに行くの?」

鶴「ちょっと離れに行ってくるな」

倶「・・・行くな」

鶴「倶利坊がそう言うなんて珍しいなぁ」

倶「茶化すな」

燭「そうだよ鶴さん!!もしあの人に何かされたらどうすんの!?」

鶴「紫苑はそんなことしない」

燭「何を根拠にそう言えるの?」

きっと光坊と倶利坊は俺を心配して言ってくれているのだろう。
分かってる。分かってはいるが、何も知らないくせに紫苑を悪く言うのは許さない。

鶴「紫苑は・・・あの人は・・・他人を守るために、自分を犠牲にすることが出来る奴だ。

俺たちを傷付けることが目的なら俺たちを手入れする意味なんてない。

それに俺が紫苑に出会ったのは俺が五条の元にいた頃だ。光坊たちと会うよりずっと前から知っているんだ。

逆に光坊たちこそ、何を根拠にそんな風に言えるんだ?」

俺の言葉に光坊が動揺を見せる。
そりゃあ、今まで審神者に反抗を見せていた俺が言ってるんだから驚いてるだろうな。

倶「国永、光忠はアンタを心配して言ってるんだぞ」

鶴「倶利坊、光坊が俺を心配してくれてるのは分かってるさ。

・・・だが、紫苑を知らないで悪く言うのは光忠であっても許さないぞ」

光「鶴さん・・・」

鶴「じゃあ、行ってくるな」

話は終わったと立ち上がる。

倶「国永、あいつに"感謝する"って伝えてくれ」

鶴「あぁ!!」

燭「倶利ちゃんまで・・・



鶴さん、"本丸の皆を傷付けたら許さない。けど、次は美味しいご飯を食べさせてあげる"って彼に伝えて」

鶴「おう!!任せろ!!」

光坊と倶利坊の伝言を胸に、紫苑のいる離れに向かった。

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いろは*さん、ありがとうございます。
亀のような更新速度ですが、これからもよろしくお願いします。

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spica - こんのすけさんの書く三日月が、 可愛いいところが、好きです。 頑張ってください。応援してます。 (2019年3月28日 22時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
澪狐−れぐ−(プロフ) - 更新楽しみにしてる!こんちゃんの書き方が好き!楽しみにしてる! (2018年9月15日 14時) (レス) id: 5b0605b674 (このIDを非表示/違反報告)
ますみす - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。応援してます。 (2018年6月24日 12時) (レス) id: 8ca287e777 (このIDを非表示/違反報告)
吾輩のあちゃん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年5月22日 9時) (レス) id: 82a0928f87 (このIDを非表示/違反報告)
いろは* - とっても面白いです!更新待ってます* (2018年3月15日 20時) (レス) id: b095540e8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんのすけ | 作成日時:2018年3月5日 12時

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