君は言った。「戻って来る」と。【千切豹馬】

4 一回目 ページ5

「…で…ドレスがこんくらいするから…」












聞き覚えのある声｡













「…だから…って聞いてる？」












赤に近いピンク色の髪｡















『ひょ…うま？』



「ん？急にどうした？俺の名前なんて呼んで。」



『……本当に…何してんのｯ…ﾋｯｸ

　この優しすぎる奴めぇ〜！！ﾋｯｸ 命大切にしろぉ！！』



「うおっ！！なんで急に泣くんだよ！！命大切にしてるし！

　てか…目そんな擦ると腫れるぞ！」



『そんなのいいのぉ〜！！ﾋｯｸﾋｯｸ』




「良くない良くない！もう…泣き止めよ！

　可愛い顔が台無しだぞ？」





ああ、戻ってきたんだ。



辛かった。寂しかった。



君が居ないと…生きてる意味なんて、無かったよ。



『豹馬ぁ…大好き…ｸﾞｽｯ』





「ん。そんなの知ってるし///」



そっぽを向く豹馬｡



また、そんな君と暮らせる。



次はもっともっと長く…一緒にいられるように｡

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す