モーニングルーティーン ページ1
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先に目を覚ますのはいつもわたし。
普通の彼女はこれから起きてくる彼氏のために朝食とか作るんだろうけど、わたしはそうじゃない。
すでにくっついていた体をもっとくっつけるように近寄って、寝ている北人の服を少し掴んでまた目を瞑る。
そうすれば、北人がモゾモゾと動いてわたしを抱き枕のように抱き締めながら寝る。
この瞬間が幸せ。
北人「おはよ、」
『うん、おはよー』
北人「そろそろおきる?」
『んーん、やだ』
北人「おれも、やだ」
時間ギリギリまでこうして二人でくっついてごろごろする。
朝食は二人で作るし、片付けも二人で。
家を出発するまでも二人でイチャイチャしたり、遊んだり。
『ねえほっくんちゅーして?』
北人「ん、ちゅー」
『わーい笑』
北人「じゃあAもちゅーして?」
『いいよ、ちゅー』
朝からこんなことしてるわたしたちって、世間的におかしいかも。
今日は一段と甘々な朝。
北人「仕事やだねー」
『うん、めっちゃいや。北人ってかっこいいしモテる性格してるし』
北人「妬いちゃうんだ?」
『だってわたしの北人だもん』
北人「大丈夫、A以外そういう目で見れないし」
『よかった』
北人「おれもやだよ、Aモテるし」
『わたしも北人しか考えらんないから大丈夫。というか、そういう心配よりも会えなくて寂しいのが勝っちゃう」
北人「おれも」
思ったこと、感じたこと。
感情のままに全て言えるのは北人だけ。
こんな会話をしてる間に、もう出勤時刻で
二人で泣く泣く仕事に向かう。
……課は違えど、同じ会社に。
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レイ - 続きお願いします!!! (2020年10月29日 1時) (レス) id: f091408b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーゆい | 作者ホームページ:http://twitter.com/@__Love_Symphony
作成日時:2020年8月10日 18時