飲んで飲んで 6 ページ9
side青
望と水族館に行く約束をした。
なんか、はまちゃんのおススメやねんて、
青「また、はまちゃん……」
仕事に行った望を見送って、掃除機をかける。
今日の仕事は午後から。
ぜーんぶ、ぜーんぶすることが無くなって、
ソファにどーんっと腰掛けた。
昼ごはんどーしよかな、
なんて考えていて、ふと思い出した。
青「ハンバーグ」
そう言えば、昨日望に残しておいたハンバーグが冷蔵庫にあるはずだ。
昨日のやけど、冷やしてるし大丈夫やろ
そう思って冷蔵庫を開ける。
青「…あれ?」
昨日ハンバーグをしまったところに、なぜかガト―ショコラが一切れ入っていた。
そこにはメモも一緒に冷やしてあって、
青「…はまちゃんのおススメかい、笑」
丁寧な字で
¨はまちゃんのおススメの!ハンバーグ美味しかったで¨
と書かれていた。
ハンバーグ…食べてくれたんや…
単純な俺は、それだけで嬉しくて
今日もなんか作ろかな、
なんて考えてしまう。
我ながらなんて単純なんや
青「あ、やっぱやーめた」
今日は望の方が帰り早いし、出来たてやないと美味しないやろ
望、なんか作ってくれへんかな〜
なんて浮かれながら、カップ麺のビニールをちぎった。
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作者名:桃乃助 x他1人 | 作成日時:2018年7月30日 6時