sing15 ページ16
祐「………………………」
迷っているのか、それとも警戒しているのか
沈黙の時間が続いた。
真「……帰ろっか」
『うん…………』
まだ初日だし、無理もない。
そう思って帰ろうとすると、宮崎君の部屋からガタッという音が聞こえた。
祐「僕は………僕はやってない！」
真琴と目を合わせて、宮崎君のドアの前に戻る。
そして……
真「うん……うん！信じる」
『宮崎君、私頑張るから……だから、また一緒に合唱しようね！』
心なしか、宮崎君の部屋からは泣き声が聞こえた気がした。
辛いよね。
今さらって思うよね。
でもね………
今度こそ、助けてあげたいから。
真琴がいれば、きっと状況が変わるから。
だから、宮崎君
待っててね。
____________________________
廉「宮崎が言ったのか？」
次の日、私と真琴は昨日の事を部員に話していた。
『うん。はっきりと聞いた』
真「僕はやってないって……あれは嘘じゃないよ」
『それと………宮崎君、合唱したいんだと思う。
お風呂でね……
歌ってるんだって』
廉「そっ……か………」
どんどん廉太郎君の顔が曇っていく。
それは、他の部員……
美子やアンドリューも一緒だった。
真「ねぇ、宮崎君は何の歌が一番好きかな？」
その空気を破ったの真琴だった。
宮崎君の好きな歌っていったら……
廉「翼をください……かな」
美「結局、あれ宮崎は歌えてないもんね」
ア「毎日練習してたのに………」
うん。
やっぱり、翼をくださいだよね。
私があの日、宮崎君と会った日も
練習してたのは翼をくださいだった。
引「………練習するかー！」
真「うん！きっと宮崎君も翼をください聞いたら出てきてくれるよね？」
そのまま引きこもるか
翼をくださいを聞いて出てきてくれるか
ある意味、一種の賭けだけど
私たちは満場一致で翼をくださいの練習をスタートさせた。
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和乃(プロフ) - はじめまして！表コー大好きだったのですごく楽しみです！大変だとは思いますが、更新頑張ってください。応援しています！ (2016年9月22日 0時) (
レス) id: 49507db695 (このIDを非表示/違反報告)
妃菜(プロフ) - 早く見たいな (2016年6月12日 20時) (レス) id: 5826f5c22c (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - オモコー好きだったのでものすごく嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2016年1月3日 14時) (レス) id: 4223ed43a8 (このIDを非表示/違反報告)
☆★ハニー★☆ - わわわわわ〜！感動しました！書き方も上手であこがれます(#^.^#)表参道高校合唱部の良さがよく出てます！更新、これからもがんばってください(*^。^*) (2015年11月10日 18時) (レス) id: 7772aba66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2015年10月24日 21時
