似た者同士の他愛 ： 宏介 ページ21
２部練習だった日
昼過ぎにケータイを確認してみるとちょっと前に着信履歴
文章で返事しようと思うけど面倒になって折り返し電話する
『もしもし？』
≪あはいはーい≫
『電話、何？』
≪あー。今日さ、ご飯いかなーい？≫
『えー俺今日２部練で疲れるんだけど』
≪そうといいつつ？≫
『いやまじまじ』
≪…じゃあいいよぉー。……あ、こないだ宏介、悠と会ったんだよね？私行けなかったから、結翔くんに会いに行ってくるわ！≫
川崎確認したら午前で終わってるみたいだし！料理教わるがてらご馳走になってきちゃお(笑)
ってるんるんで言ってるけど
俺のほうは確認してなかったんかい
それともしたからこそお昼に？
…ていうか！
悠と！？それはだめだって
いくらAが悠の奥さんとめちゃくちゃ仲良いとしても！
２人きりなんて絶対ないだろうけど！
高校のとき、こいつ悠のこと好きだったんだから
『…わかった。行くわ』
≪まじ！？やった！じゃあいつものとこ予約しとくー≫
はぁ。
「あ、宏介くーん！今日ご飯連れてってくださーい！」
『今日は無理。先約あんだわ』
「先約！？宏介くんが！？」
『…お前の中で俺はどんなイメージなの？』
「いつもご飯連れてってくれる」
『俺はお前の財布か！』
「サッカー関係者ですか？」
『違うから』
「あー(笑)」
『…彼女とかじゃないからな？』
あーあ
なんだよこの後輩
今までこんな後輩いなかったぞ
「あのときの彼女だったり？」
『え？』
「ほら、たまたま会ったとき…」
『……真人、それ絶対誰にも言うなよ』
「(笑)」
-----
あの日、そんな会話してて…夜にAと会って…それでその日に……
半分勢いだったけど間違ってなかったな、って
今でもそう思う
「宏介ー」
『んー』
「何考えてんのー」
『……付き合うことになった日のことー』
「あぁ。あとはー？」
『……は？』
「何考えてるか言ってみ？」
『……』
「移籍？」
『……』
「…私のこと少しでも考えて悩んでくれてた？」
『それはないな』
「はい嘘ー。嘘つくときの癖出てるー」
『は！？何それ。教えてよ』
「やだよ。誰が相手にその人の弱点教えるの。宏介教えるの？敵にお前は足元じゃなくてボールばっかみてるから奪われるんだぞ、って」
『な訳ないだろ』
「そういうことじゃん。そっかー、少しでも考えてくれてたのかー」
『……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カスミソウ - 下の間違ってしまったので……書かせていただいきますのでリクよろしくお願いします！ (2015年12月28日 2時) (
レス) id: 75f7c4cbd8 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ - YURINOさん» 気づくの遅くなってすみません！ぜひ！上手くお応えできる自信ないですが…良ければ書かせていただい きます！ (2015年12月28日 2時) (レス) id: 75f7c4cbd8 (このIDを非表示/違反報告)
YURINO - リクってできますか？ (2015年12月21日 21時) (レス) id: 70753e8424 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カスミソウ | 作成日時：2015年9月14日 17時
