前兆 ページ18
友達の彼氏
初めて会った時もこの肩書きだった
話も聞いてたし写真も見せてもらってたけど、特に何も思ってなかった
でも直接会った時、一瞬で惹かれた
けど、彼女は私の友達で傷つけたくないし、私は欲しいものは絶対手に入れる！ってタイプでもない
第一、ちゃんと話したことない彼と今後話すこともないだろうし私に振り向くこともない、と思っていた
私の心の中だけに留めておこうと思っていた
のに
『もしもし』
「Aさん？俺。今から行っていい？」
『…彼女は？』
「今日仕事。夜勤だから大丈夫」
『…わかった』
いつからこんなことになったんだろう
頭ではだめとわかってる
彼女は本当に仲のいい友達
それでも彼との関係を終わらせることもできない
そんな葛藤といつも戦いながらいつも誘惑に負ける
悪いと思ってるくせに、私たちは出会った頃と同じよそよそしい呼び方を続けてる
二人で完全犯罪みたいなことしてるんだ
「Aさんって本当にシンプルで大人っぽい感じだよね、部屋」
『女子っぽいのがお好きなら彼女の家へどうぞ？』
「(笑)その冷めた感じも真逆でいいよね」
『あっ…ちょ…と……。だめ、だっ…て』
彼の匂いは私にとって媚 薬のようで、近くにきただけでどうしようもなくなる
そろそろやめなきゃ
何度も思って出来なかったけど、やっぱり言うなら……早いほうがいい
隣で横になってる彼に声をかける
『…あのさ、「ちょっとそれ無理かも」…え？』
「終わらせるつもりでしょ？」
『…』
「俺…もう無理」
『な、にが？』
「Aさんのこと本気になった」
『…』
「もう彼女のとこ戻れない」
『…』
「俺とちゃんと付き合って」
『……彼女はどうするの』
「もともと最近あまりうまくいってないんだ。別れる」
『…』
「Aさんがどこか行くつもりなのはわかってるから」
『なんで……』
「それくらいわかる」
『…』
「俺も行く」
『…』
「ねえ。俺と一緒に行こう、堕ちるとこまで。俺はそれでいい」
『…』
「A…」
『…っ』
初めての呼び捨て
本当は呼んで欲しかった…
「何も見えないわからない深い闇かもしれない。でももう離れられない」
「２人だけでどこまでも堕ちよう」
抑えよう、隠そう、消そうとしてたのに、彼に言われただけで悩んだ決意が簡単に…
答えなんか……
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はい終わり方わからないのでここで強制終了です
もっと早めにupする予定がちょっと…タイムリーだったというか
これは不倫ではないけども…
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カスミソウ - 下の間違ってしまったので……書かせていただいきますのでリクよろしくお願いします！ (2015年12月28日 2時) (
レス) id: 75f7c4cbd8 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ - YURINOさん» 気づくの遅くなってすみません！ぜひ！上手くお応えできる自信ないですが…良ければ書かせていただい きます！ (2015年12月28日 2時) (レス) id: 75f7c4cbd8 (このIDを非表示/違反報告)
YURINO - リクってできますか？ (2015年12月21日 21時) (レス) id: 70753e8424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カスミソウ | 作成日時：2015年9月14日 17時
