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その日から俺は
これからは俺がAを守っていこうと決めて
両親に許可をもらって同棲を始めた。
正直、思っていたほど
障害を負った彼女と生活するのは甘くなかった。
ほんまに何も見えへんから
出来ないことが多いねん。
でも、俺はそれでもこいつを守っていくと決めたし
俺の覚悟は相当のもんやったから
簡単に諦めたりはしなかった。
それに、Aやって諦めへんかった。
もう、ほんま医者の言う通り
Aの視力が回復するとことなんてほぼゼロに近い。
それでもあいつ言うてん
『あたしは、亮ちゃんの顔を見るのが夢なの』
って。
『好きな人の顔を一度も見れないまま死ぬなんてあまりにも悲しすぎる。』
って。
やから、頑張って手術し続けるんやて。
ほんま、凄いやろ？
あぁ、なんかそんな昔の出来事も懐かしいな。
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作者名：ふぅりん | 作成日時：2017年12月29日 22時
