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65.直球質問 ページ27

「あっ、仁花ちゃん、着替え終わった?送るからちょっと待ってて。私も着替えてくる」

「い、いえそんな!逆に私が送るべきというか…なんというか…」

「いいからいいから!Aちゃんは今日も菅原に託して大丈夫だよね?」

『あっ、はい』

「ふふっ、じゃあ着替えてくるね。Aちゃんまた明日!」

『お疲れ様でした!』

潔子が更衣室へ走って行った後、仁花は遠慮がちに「あの…」と切り出す。


「Aちゃんって、菅原さんとお付き合いしていたりするの?」

『ううん!家の方向同じだから送ってくれてるだけだよ』

「そっ、そうなんだ…」


ちょうどその時体育館から武田と烏養が合宿の遠征費について話している声が漏れ聞こえてきた。

二人して口を開けたままにしていると、日向が「谷地さーん!!」と勢いよく走ってくる。


「谷地さん!マネージャーやる?」

仁花が「えっと…」と戸惑っていると、今度は田中と西谷が「ヘイ!1年ガール!へい!」と癖の強い呼びかけをしてくる。


「君、ぜひとも烏野バレー部に入ってくれたまえよ」

「君がいると、潔子さんがよく喋る。Aが女子とタメ口で話しているのも新鮮で可愛い」


「そんな勧誘があるか!バカ!」と澤村がげんこつを食らわせ、菅原が「ごめんねー、バカでね、まったく」と謝った。

そしてAと目が合うと「ごめん!また待たせた!」と両手を合わせ、駆け寄ってくる。


「ほい、今日もカッコつけさせて」

菅原が手を差し出すと、Aは背負っていたベースを肩から下ろし「毎日すみません」と眉を八の字にする。

「ありがとうって言われる方がスガさんは嬉しいべ」

『ありがとうございます』

「よくできました!じゃあ俺らはこれで!」

『皆さんお疲れ様でした。ひとちゃん、また明日!』

「「お疲れ!/お疲れ様です!/またね!」」


菅原は嬉しそうな顔で手を振り、Aはぺこりと一礼。


並んで歩く二人の背中が小さくなったタイミングで、田中が「スガさんってやっぱAのこと好きなんスか?」と澤村に直球質問を投げた。

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花雪(プロフ) - ぴかちゅうさん» わー!コメントありがとうございます😭🙏🏻スガさん、カッコよくて優しくてお茶目で素敵ですよねー✨これからも楽しんで書いていきます!^_^ (3月30日 0時) (レス) id: a8344563be (このIDを非表示/違反報告)
ぴかちゅう(プロフ) - 菅さん推しにはたまらないです🥹 更新とっても楽しみにしています! (3月29日 23時) (レス) id: b911419e01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花雪 | 作成日時:2024年3月27日 17時

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