59.ドキン ページ21
日向と影山がランニング中に白鳥沢へ行ったり、迫る期末テストにお馬鹿組が怯えたり…色々あったが数日経った。
放課後、Aは廊下を駆けていた。
委員会の仕事が長引いてしまい少し部活に遅れているのだ。
事前に遅れるかもと言ってあるので何も問題ないが、真面目なAは気にするため急ぎ足だ。
校舎を出て、もうすぐ体育館の扉！というところで足を止めた。
金髪に星の髪飾りをつけた小柄な女子生徒が、挙動不審な動きをしている。
上履きの色を見ると同じ一年生だ。
『あの…』
「ﾋｯ…！！」
『大丈夫？』
「あ……(い、１組の神崎さん…！近くで見ると更に美人…)」
『体調悪い？』
「あ、いえ！！大丈夫！！異常なしです！！」
物凄くキョドられてしまいAはびくりと身体を小さく跳ねさせる。
そして、自然と笑ってしまった。
A自身結構な人見知りだが、相手がそれ以上に人見知りだったりオドオドしていたりすると心を開きやすいというパターンが多い。
「(笑った顔、可愛い…)」
『何組？』
「えっ、あっ……５組です…！！」
『じゃあ進学クラスか！すごいなあ。…あ、私は１組の神崎Aです』
「ぞ、存じ上げております、、美人で有名だし、奇数クラスで体育の時間一緒だからお見かけしたこともありますし、、」
『なんかそれ恥ずかし…』
「あ！私、谷地仁花といいます！！」
『谷地さんかあ。よろしくね……って、ヤバ！急いでるんだった！ごめん、じゃあまた！』
ひらひらと手を振って、颯爽と駆けていく。
走り方がスマートで、ごつめの楽器ケースを背負っているのも絵になっていて、仁花は思わず見惚れてしまった。
そして、そういえばあの神崎Aもバレー部のマネージャーだった！と思い出して心臓がドキンとし、胸を押さえながら校舎の方へ戻って行った。
バレー部のマネはどうしてこうも美女ばかりなのだ…。
・・・・・・・・・・
やっちゃんも登場させることができて嬉しい◎
おそらくハイキューの原作では学年ごとに上履きの色を分けているという描写は無かったのですが、作者の高校時代は体操服や上履きの色が学年ごとで違っていたので、今作ではその時の経験を踏まえて書いております(^人^)
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花雪(プロフ) - ぴかちゅうさん» わー！コメントありがとうございます😭🙏🏻スガさん、カッコよくて優しくてお茶目で素敵ですよねー✨これからも楽しんで書いていきます！^_^ (3月30日 0時) (
レス) id: a8344563be (このIDを非表示/違反報告)
ぴかちゅう(プロフ) - 菅さん推しにはたまらないです🥹 更新とっても楽しみにしています！ (3月29日 23時) (レス) id: b911419e01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花雪 | 作成日時：2024年3月27日 17時
